48.出た ページ48
悠二「順平…高専に来いよ」
順平さんから話を聞いた悠二は、静かにそう言った
悠二「バカみてぇに強い先生とか、頼りになる仲間がいっぱいいるんだ、皆で協力すれば順平の母ちゃんを呪ったやつもきっと見つかる。必ず報いを受けさせてやる。一緒に戦おう」
やばい、悠二の人柄に感動しそう
頼りになる仲間、かぁ、私もそこに入ってたら嬉しいな
悠二「誰だ」
ツギハギの顔の、呪霊…?
もしかして、こいつが先生の言ってた、特級?
悠二はなんなく捕まってしまった
悠二「逃げろ!順平!」
助けに行かなきゃ!
そう思ったが、動けない。
足が、震えている
伏黒くん、やっぱり私は、考えるよりも先に動けるような人じゃないよ…ただのビビりだ…
真人「順平はさ、まぁ頭いいんだろうね、でも熟慮は時に短慮以上の愚行を招くものさ、君ってその典型!!
純平って、君がバカにしてる人間のその次くらいに馬鹿だから」
「 だから、死ぬんだよ」
はるな「うそ、、」
順平さんは異型に変化した
あれが、あいつの術式、魂の形を変えるんだっけ
変わり果てた姿の順平さんが、悠二に攻撃を仕掛ける
悠二「何でもする!!俺のことは好きにしていい!だから俺の心臓を治した時みたいに順平を治してくれ!!」
宿儺がいれば、助かる!
そう思ったつかの間
宿儺「断る」
___え?
悠二「テメェ!」
宿儺「ケヒッ、愉快愉快、矜恃も未来も!お前の全てを捧げて寄り縋ろうと何も救えないとは!!惨めだなぁ!この上なく惨めだぞ!小僧!!」
そう言って宿儺は爆笑している
それにつられて真人も大爆笑
なに、それ
全く面白くない。そんなつまらない冗談、言わないで
怒りで心が支配されそうになっている時
「ゆう、じ…、な、んで?」
順平さんが悠二にすがってそう問いかけ、亡くなった
真人「あっもう死んだ?ちょっと乱暴に形変えたからね、こんなもんかね」
なんだ、その言い草は
怒っているのに、すごく冷静な気持ちだ
震えもない
動ける
やるか
真人「ブヘッ」
私は真人の顔をぶん殴った
悠二と一緒に
はるな「ごめん悠二、邪魔して。事情は後。助っ人で来た。やることはもう決まってるよね」
悠二「あぁ。」
あいつを祓う
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作者名:toramaru08 | 作成日時:2021年12月29日 15時