【呪術廻戦】ナキムシ (ページ44)

今日:5 hit、昨日:4 hit、合計:144,701 hit

44.精一杯のページ44

伏黒｢オマエは多分、自分で思ってるより弱くねぇ。つーかむしろ強い奴だと思う。｣

はるな｢…でも私は、みんなに守ってもらってばっかりだよ…｣

伏黒｢オレはオマエの勇敢さには度肝抜かれたよ｣

はるな｢え？私の勇敢さ？？｣

伏黒｢少年院の時、虎杖が俺たちに逃げろって言っただろ？でもオマエはあの時、瞬時に今の状況を全部判断して、何が最善かを考えて、虎杖と一緒に残ることを決めた、俺と虎杖があんな強い口調で止めたのに、オマエはいつものオマエじゃないみたいにハッキリ自分の意見を言った

全部、俺たち4人が生きて帰れるように

あの後あの場でなにがあったのかは知らねぇが、オマエが戻ってきた時は何故か宿儺と仲良くなってるし。

宿儺と戦っている時も、落下してる俺に後ろから抱きついて、どけっつったのに退かすに、俺が受けるはずだった分のダメージ食らってるし

オマエは考えるよりも先に動ける。

それは全部、オマエの仲間への思いやりからきてる

オマエは呪術師のはずなのに、ヒーローに見えるくらいだ｣

はるな｢ふはっ、ヒーローって笑ほめすぎ｣

はるなの笑顔が少しみれて安心する

伏黒｢今のはるなはきっと、体力付けることに集中してて、それ以外のことに目向けられる余裕がないだけだ

オマエがちゃんと体力つけて、術式をある程度扱えるようになったら余裕が出てくる、その時守りたいやつを守ればいい。｣

はるな(そっか、私は二つのこと同時にできないタイプなのか)

はるなは突然スッキリしたような顔をして

はるな｢伏黒くんってさ、すごいね｣

俺と目を合わせた

伏黒｢？？｣

はるな｢ううん、なんでもない！

ありがと｣ニコ

やっぱりこいつには、笑顔が似合う

この笑顔を守りたいと思った