検索窓
今日:1 hit、昨日:4 hit、合計:144,697 hit

26.死 ページ26

宿儺「つまらん事に命をかけたな」




伏黒くんは覚悟を決めたように立ち上がる




すごい、伏黒くんの呪力が高まってるのを肌で感じてビリビリする、、




宿儺「いい、いいぞ、命を燃やすのはこれからだったわけだ!



魅せてみろ!!伏黒恵!!!!」



伏黒くんの本気を見れると思ったのか、宿儺はやや興奮気味だ




伏黒「布瑠部由良由良八握_________!!」




どうして途中でやめてしまったのか不思議に思い、伏黒くんの視線の先をたどる





はるな「!!、い、いた、どり、くん、、」




すっかり宿儺の面持ちが消えた虎杖くんがいた





やっぱり、信じてよかった






伏黒「俺は、オマエを助けた理由に論理的な思考をもちあわせていない。


危険だとしてもオマエのような善人が死ぬのを見たくなかった。それなりに迷いはしたが、結局は我儘な感情論。



でもそれでいいんだ。




俺は正義の味方(ヒーロー)じゃない。呪術師なんだ。




だからオマエを助けたことを1度だって後悔したことはない」






悠二「そっか・・・!」





顔に浮かんでいた宿儺の術式が消えていく






悠二「伏黒は頭がいいから俺よりいろいろ考えてんだろ!

オマエの真実は正しいと思う。でも俺が間違ってるとも思わん



あー、悪い。そろそろだわ」





ポタ、ボタッと、虎杖くんの血が地面に落ちていく





はるな「い、虎杖くん、っ、」




今にも泣き出しそうな私をみて、虎杖くんは優しく微笑んだ




悠二「はるなも釘崎も伏黒も、五条先生…は心配いらねぇか、



長生きしろよ」





ドサッ





はるな「虎杖くん!!!!」




そう呼びかけても、彼はピクリともしない




はるな「いたどりくっ、うそでしょ、死なないでよっ、嫌だよ、、ねぇ、っ、宿儺!この中にいるんでしょ!!何とかしてよ! 「はるな、もうそいつは、死んでる。」うぅっ」





やや涙ぐんだ声でそういった伏黒くんは、泣いている私を肩へ抱き寄せた









きっと伏黒くんも泣いてる。辛いのは、受け止めたくないのは私だけじゃないと感じ、私は静かに伏黒くんの肩に涙をおとしつづけた

27.野薔薇ちゃん→←25.信じる



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (42 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
127人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:toramaru08 | 作成日時:2021年12月29日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。