32.四ノ宮 ページ32
五条｢はるな、まず1つ約束ね｣
約束？
はるな｢はい、なんですか？？｣
五条｢悠二が生きてることを誰にも言っちゃダメ、わかった？｣
はるな｢いいですけど、どうしてですか？｣
五条｢大人の事情かな、でもみんなに言う時期は決まってるし、そんなに遠くないから、安心して｣
はるな｢分かりました！｣
五条｢それではるなの特訓は、引き続き体力強化だね！真希たちと特訓するのが1番いい！ってこで戻りますか！｣
はるな｢ちょっと待って先生、私の術式の事、なにか詳しく知りませんか…？？｣
五条｢...知ってるよ、知りたい？｣
はるな｢はい、私、強くなりたいんです、仲間を守りたい。そのためには自分で自分の力をよく知ってないとダメだと思うんです｣
五条｢そうだね、いいよ、教えてあげる。｣
悠二｢俺も気になってた！はるなの術式ー！｣
五条｢まず、四ノ宮一家はみんな呪術師だよ｣
え。
はるな｢私、何も知らない、、、どうして、、？｣
五条｢愛だよ、あ・い♡｣
愛？
五条｢君は君自身が思っているより人懐っこいし、周りの人を巻き込む天才だと思う｣
ディスってるようにしか聞こえない…
五条｢御家族はそんな君が、愛おしくてたまらなかったんだよ、だから呪術師といういつ死ぬか分からない危ない職業から遠ざけた。｣
はるな｢、、そう、だったんだ…｣
主にお兄ちゃんだろうなー
私が泣き虫なのもよく知ってたし
五条｢それでもやっぱり君には隠しきれないほど呪術師の才能があった、だから君はあの事件で無意識に術式を発動して友達を守れたわけだし、なにより出会った時の君には強力ではないけど、四ノ宮一家の呪力のバリアが纏ってあった。呪霊が君に攻撃しないように。それと、君の呪霊の視認の力を抑えるためにね。｣
はるな｢私ってば、なんにも知らなかった、、、｣
五条｢なぜ強力なバリアではなかったかわかるかい？｣
はるな｢時間の経過と共に薄れたからじゃないんですか？？｣
五条｢それはないね、四ノ宮一家の呪力はかなり強い。なんてったって1発で呪霊を消すことができるんだ、強くないと何体もの相手は出来ない。やろうと思えば強力なバリアを作るのは簡単さ｣
はるな｢じゃあ、どうして、、｣
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作者名：toramaru08 | 作成日時：2021年12月29日 15時
