舞え 桜柱！

7話 気配 ページ7

あれから1週間が立ってもいまだに私は冨岡さんに勝てていない





任務もしながらなのでそろそろ疲れが溜まってきている





何がダメなんだろう…やっぱり柱やめようかな









などと悩んでいる訳ではなく、私ははっきり理由がわかっていた




きっと気配だ






私は気配を隠すのが下手すぎる、でも、スピードと剣術はほかより群を抜いていたため柱になれた





けど、やっぱり柱の中では弱い





でもさ、気配隠すの上手くなったら、もしかして私最強なんじゃないかな…







だって、気配隠して間合いに入って得意のスピードと剣術で首切っちゃえば1発じゃん…！





よし、頑張ろう、気配を消す…難しいし、感覚が全くわからないけど頑張ろう！





はるな「冨岡さん！今日もよろしくお願いします！」




冨岡「(昨日までと目付きが変わっている…)こい」






…とは言ってもどうしよう、気配消すとか言っても森とか林の中だったら木の後ろとか隠れて気配消して…とか色々できるけど、ここはお庭だし…




あ、スピードを使ってみよう、一瞬で冨岡さんの視界から抜けるんだ






上に行くか、後ろに回り込むか…







この前は後ろに回り込んだから今日は上に行こう






上手くいくかいかないかじゃない、やるんだ






はるな「…」ﾋﾞｭｯ





上手く冨岡さんの上に飛んだ




呼吸を駆使して気配を隠そう





そう思って気配を薄くできていたはずだったのに





冨岡「！(消えた…いや、違うまだいるはず、！上から気配がした)」ｶﾞｼｯ





木刀を掴まれてしまった





はるな「！ダメでしたかぁ〜…」ﾍﾅﾍﾅ





着地して地面に座り込む




冨岡「何をした」




はるな「…へ？」




冨岡「昨日までとは格別に違った、何に気づいたんだ？」




はるな「それを言ってしまったら冨岡さんを倒せません…なので倒せたら教えます！｣




冨岡「…」





はるな｢さ！もう1回お願いします！」









結局その日は倒せなかった






…あはは






次の日



はるな「冨岡さん！今日もよろしくお願いします！」



はるな「いきますよ…」ﾋﾞｭｯ




気配を消す





消す？消すってなんだ…どうやったら…呼吸を駆使する…









あ、









！！空気とひとつになればいいんだ！！

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