お嬢様の執事は、わたくしです。2 (ページ12)

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『今日は、とても天気がいいわね』

大倉『そうですね』

『あの向日葵の写真を

録ってもらえるかしら』

大倉『かしこまりました、そういえば

学園長が怪我をとても心配されてましたよ』

『お父様は、本当に心配性なんですから』

大倉『ふふっ、本当ですね』

大倉『Aお嬢様』

階段の前で手を差し出しました。

僕の手がそっと握られました。

『忠義、私ね

実は、執事とお嬢様が

恋愛が出来るようになって

少しホッとしてるの』

大倉『そうなんですか？』

『そうなの

山田さんをあれだけ貶したくせに

私は、忠義に恋をしてしまったの

自分だけずるいわよね

退学にもならず

貴方に、、忠義に告白してるのですもの

自分がどれだけ、ずるい人間か

わかったわ』

大倉『そんなことないですよ』

『いや、ずるい人間よ

私は、貴方に気持ちを伝えるだけよ

忠義と

この関係を崩そうなんて

思ってないわ

忠義が執事であるかぎり

私の側に居てくれるでしょ？！

恋人になれば別れてしまうかも知れない

そんなずるい考えしか思い付かないの』

大倉『ずるい考えで

僕は、嬉しいです

僕もAお嬢様の側に入れたら

それだけで他には、何もいりませんから』