推しくんと付き合っちゃった話 【 こ ろ ん 】

352推しくん ページ9

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扉を開けて 顔をゆっくり外に出す。


キョロキョロとすれば 俯いた彼がいた。



『 あっと…、こ、ろんくん、？ 』



「 ……、A……、A、ごめん！ 」



玄関に入ってくるなり 私の名前を呼んで抱き締められた。


そっと顔を覗き込むと目の下にほんのり隈が出来ていた。
寝てないのかな。



「 ごめん、Aに酷いこと言った。いっぱい傷つけた、何も悪くないのに…、ごめんね 」


『 わたしも、きらいっていった。…きらいじゃない 』


昨日泣かなかったから


今日はいっぱい泣いてやろう。


迎えに来てくれた それだけで胸がホッコリして幸せになった。

私も単純バカなんだ。



「 あの名刺もちゃんとゴミ箱に捨てたし、お店にも行かないから。……許してくれる？ 」



『 ……しょうがないから、許してあげる 』



子犬みたいにしょんぼりしてる彼の頭を撫でてあげた

そんな顔されたら全部許してあげたくなっちゃうよ。




「 でも、僕が女の子の所行くの嫌がるようにAが男の家に泊まったって、だいぶ嫌だよ 」


『 だっ、だって 』


「 それさとみくんの服でしょ？…Aからさとみくんの匂いするの嫌だもん 」




色々優しくしてくれた彼だけど


最終的にころんくんに敵視されてしまいました。




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リクエストありがとうございます！


【 喧嘩して家を出ていく 】


でした。


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