推しくんと付き合っちゃった話 【 こ ろ ん 】

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ケーキも2人でペロリと平らげちゃってあっという間にテーブルの上は空っぽになった。


冷蔵庫から シャンパンを取り出して グラスに注いでみたり 普段なら食べないような 高いおつまみも出してみた。


私はお酒に弱いから控えめに飲み進めていったんだけどいい感じに潰れた。




「 あはは、顔ぐずぐずになってる。まだ甘いお酒しか飲めないもんね 」



『 んんう、あのねぇ、ぷれぜんと、用意したのぉ 』



アルコールに飲み込まれながらも プレゼントを置いた場所に向かう。


高級感を漂わせる紙袋
この為に色々頑張ったんだから喜んでもらえなかったら泣く




『 ん、これぇ〜、紙袋にふたつ入ってる 』



「 なんか高そうじゃん………あ、これ香水？ 」



1つ目のプレゼント

ころんくんに似合いそうな香りがしてどうしてもプレゼントしたくなっちゃったんだ。


プシュッと彼の手首に付けるといい香りがする。
予想通り、彼によく似合う。



『 あのね、ころんくんに似合うのないかなぁって考えて、付けてる所見たことないから…どうかなぁって 』


箱を開けると 光に反射してキラリと光時計が姿を現した。

彼らしくないかなぁ って思ったけど 付けてる所見てみたくて頑張って買っちゃった。



「 ありがと、お洒落で勿体無いなぁ。活動の時に付けるのはアレだし、2人でお出掛けする時付けよっかな 」


『 ほんと？やったぁ。早くお出かけの予定立てなきゃ 』



ありがとね と後ろからギューッと抱き締められる。

いつもより大人っぽい香水の匂いと落ち着くシャンプーの香りがして胸がきゅっと締め付けられる。



「 でもまだもうひとつプレゼント貰ってないなぁ 」



私の顔をじっと見つめて頬をツンツンと触られる。

顔が近くて、反射的に目をキュッと瞑ってしまう。



「 誕生日プレゼント、Aちゃんちょうだい 」



『 〜〜〜〜っ！！ あ、あげるぅ 』



酔いが一瞬で冷めてしまった。


大好きな彼と過ごす年に1回の誕生日はとびっきり甘いものになりました。




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ころんくん お誕生日おめでとうございます *ˊᵕˋ*

この日に合わせて続編を出そうと思っていたので少し間が空いちゃいましたが今作も宜しくお願い致します


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