推しくんと付き合っちゃった話 【 こ ろ ん 】

379推しくん ページ36

.




駅の改札を抜けて早歩きで何処かへ向かってる。


何処に行くか一向に教えてくれない、ソワソワとド○○キが混じってちょっと怖い。



『 え、こ、ここって… 』



「 黙って着いてきて。お金は僕が払うからいい 」



手慣れた動きでエントランスに入っていき部屋番号の書かれた鍵を受け取った。


いや、まさか……。

まさかホテルに連れて来られるなんて予想外すぎる。



部屋に入ると 大きなベットが1つ

真新しいシーツにはシワひとつ付いていない。



「 ……どこ、どこ触られたの。…消毒させて 」


『 ひゃっ……、や、だっ、なんかぁ、』



なんか怖い。

さっきの感覚が忘れられなくて怖い。
触れられる度にビクッとしてしまう。



「 大丈夫、……ちゃんと僕だから。嫌なことしない、優しくする 」


『 ……ぅんっ。……あ、脚のぉ、付け根のとこぉ、』


「 ここ？……手握る？こうしたら少しは安心するんでしょ？ 」



きっとイライラしてるのに、私の為って優しくしてくれる。

頭をポンポンと撫でながら付け根の部分を触られる。

怖かった気持ちが抜けてなんでだろ、愛おしい気持ちになる。




.

380推しくん→←378推しくん

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す