推しくんと付き合っちゃった話 【 こ ろ ん 】

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思ったより可愛く飾り付けが出来た


ケーキも準備バッチリだし、ご馳走だって頑張って作りました。


指に貼った絆創膏の数ほど頑張りました…！！



張り切って クローゼットから水色の○○○を取り出す。

可愛くメイクもしたし、なんならたぴちゃんにも帽子を着せてあげた。



『 もーすぐ着くってぇ〜、たのしみだねぇ 』



オモチャと戯れてる姿はいつもより元気で可愛い

早く着かないかな〜 って心踊ってる。



鏡の前で身なりを整えていると インターホンの音が鳴る。

部屋中の灯りを消してひっそりと息を潜める。
今にも笑みが零れ出しそうで耐えるのに必死だ。




「 ただいま〜、A〜？ 」



リビングに入って来た彼を目掛けて クラッカーを放った。


いい音が鳴った、きっと大成功



『 おたんじょうびおめでとう！！ 』



「 びっくりしたぁ〜、え、これ全部ひとりでしたの？ 」



テーブルの上に置かれた ご飯と飾り付けを見て彼が目を丸くする。


コクリ と顔を揺らせば 嬉しそうに頭を撫でてくれた


お家にしておいてよかった



だって、なんだか胸がホッコリするんだぁ。






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