推しくんと付き合っちゃった話 【 こ ろ ん 】

355推しくん ページ12

.


彼と出会ってから


笑顔が増えたねって言われるようになった。



私の笑顔の動力源は絶対に彼のおかげ。



ほとんど恋愛未経験みたいなものの私は、彼に全てが大好きになってしまって毎日胸がギューって締め付けられちゃって、恋してる って気付いた。


女の子は恋すると綺麗になるって言うでしょ？


そこまでお洒落を気にしたことなかったのに
可愛お洋服が着たくて、可愛いメイクをして外に出かけたくて、可愛い私で 彼に会いたかった。



高校を卒業する頃にはそれなりの友達も出来た。


人生が楽しくなった、バラ色の人生ってこういうものなのかもしれない。




「 ふーん、まぁ私と出会った時からころんくん大好きって感じだったもんね 」



『 でも、私 瑞希がななもりすなーって事に未だに驚いてるよ 』



私にずっと隠していた事実

去年の夏の握手会で 私も好きなんだよね って軽く言われて未だに信じられない。




「 だって〜！ 仕事になるとメチャクチャちゃんとしてるのにたまにばぶくなるのたまらなくない？ 」



『 それならうちのころんくんも負けないんだけど。逆にさ、普段可愛いのにスイッチ入るとカッコよくなっちゃうのも堪らないと思う 』



気付いたら推しの好きな所を言い合っていた。

こうやってオタクする友達あんまり居なかったから素直に嬉しいんだぁ。



「 ぶぁあ、ななもりさんに会いたいよぉお〜 」


『 へへ、会いたいね〜 』



家帰ったら彼が居るって当たり前じゃない。


だからこそ、すごい会いたくなる。
彼はただ、私のヒーローだっただけなのに

今は隣に居る。
それだけでしあわせ。



.


リクエストありがとうございます！！


【 高校生の頃のお話 ( ころんくん推しになったばかりの頃 )】


でした。


.

356推しくん→←354推しくん

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す