35話 ページ37
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気付いた時には ベットに寝かされていてひんやりとした冷えピタを貼られていた。
ベットの下には胡座をかきながらスマホをスクロールする彼が居て何故だか寂しく感じる。
構って欲しいなぁ、なんてらしくない。
「 んっ、起きたの? 」
彼の服の袖をちょんっと掴むとくるっと振り向いてくれた。
それだけで心がウキウキしてしまう。
風邪ってこんなに心が弱っちゃうものなんだね。
「 どした、じーっと見つめてきて 」
『 …かまって、くださいっ 』
彼の手からスマホがコロリと落ちる。
口を開けて静止する。その顔好きだね。
素直になってみたけど、引かれたかな…。
「 構うけど…何して欲しいの 」
『 わかんないっ、でも隣にいて? 』
くいくいっと袖を引っ張る。
昨日はあんなに嫌だったのに今日は同じベットにいたくて2人で寝転がる。
こんなので心が満たされちゃう、不思議だね。
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さざんか(プロフ) - 私の予想の斜め上をいきました…笑まさか信号機組とは!!今作品も素敵です…!! (2020年3月28日 2時) (レス) id: dfb928314c (このIDを非表示/違反報告)
おお - これ以上よんだら尊すぎて死ぬ (2020年3月27日 21時) (レス) id: 6b04e95e5a (このIDを非表示/違反報告)
ましゅまろ☆(プロフ) - やばぁぁぁぁぁぁぁい!!!るぅとくんが身体弱い設定!ありがとうございます!待ってました!(何様)頑張ってください! (2020年3月27日 19時) (レス) id: c11488bac6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白兎 | 作成日時:2020年3月27日 19時