３話 ページ5
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上半身を起き上がらせて 目を両手で擦る。
その姿は子供みたいでかわいい。
「 ふふ、先輩が来るの待ってたんですよ？ぼく、お腹空いちゃいました 」
『 これ今日の分だって。私も隣で食べていい？ 』
首を縦に振られた。
体調が悪い時だと 匂いだけでも辛そうだから
今日は比較的に良い日なのかもしれない。
「 んぅ、ぶどうがいいって言ったのに！先生いつも忘れるんだから 」
『 はは、先生に伝えとくよ。るぅとくんご立腹ですって 』
聞こえてるぞって外から先生の声
わざとですって反論する彼は先生と仲がいいみたい
こんなに楽しそうな彼も昨日まで辛そうに顔を歪めていた。
体が弱い彼はいつ倒れるか分からない。
今年に入ってからずっと保健室登校だ。
「 せんぱい、手繋いでほしいです 」
昼休みの終わりを告げるチャイムまで手をぎゅっと握ってあげる。
安心して眠れるらしい。
繋がれた手は驚く程冷たくて 冷房のせいなのか体質のせいなのかそれは分からないけど
手が冷たいなら心は暖かいね
そう言うと君は嬉しそうに笑う
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さざんか(プロフ) - 私の予想の斜め上をいきました…笑まさか信号機組とは！！今作品も素敵です…！！ (2020年3月28日 2時) (
レス) id: dfb928314c (このIDを非表示/違反報告)
おお - これ以上よんだら尊すぎて死ぬ (2020年3月27日 21時) (レス) id: 6b04e95e5a (このIDを非表示/違反報告)
ましゅまろ☆(プロフ) - やばぁぁぁぁぁぁぁい！！！るぅとくんが身体弱い設定！ありがとうございます！待ってました！(何様)頑張ってください！ (2020年3月27日 19時) (レス) id: c11488bac6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白兎
| 作成日時：2020年3月27日 19時
