23話 ページ25
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ベットの中に2人で潜る。
顔を直視出来なくて背中を向けてしまう。
「 おい、こっち向けよ 」
『 むり。てか、色々とおかしい 』
世の中の幼馴染さん100人にアンケート取っても
きっと同じベットで寝るなんて選択しないはず。
何度も言うが一応高校生とは思春期真っ只中な訳である。
表には出さなくてもお互い異性であり少し意識してしまう部分はある。
「 今日やっぱおかしいって 」
『 それは、あんたでしょ!!もう寝るからほっといて 』
とは言ったものの寝れるはずがない。
心臓の音がうるさくて寝れない、寝られない。
こんなん生き地獄だ、早く抜け出したい。
「 やだ。少し僕に構え 」
何様だと悪態をつこうとすれば グイッと肩を持たれる。
抵抗する時間もくれずに彼が私の体に馬乗りになる。
「 狡いじゃん。…勝手にデートしたり昼休み居なくなったり、僕との時間は?」
小さい頃からずっと隣に居た。
一緒に居すぎた とも言える。
意図的に避けてた訳でもない。
朝は一緒に帰ってたし、学校でもよく話す。
それだけで私は十分に感じていた。
でも、彼はそれじゃ不満なのかもしれない。
「 鈍感にもほどがあるだろ。…おまえなんも気付いてないの? 」
『 き、気付くって何 』
はぁ と溜息をつかれる。
呆れられてる?怒られてる?
ちょっと此奴がおかしいって事ぐらいしか感じ取れない。
「 もういい。週末覚えとけよ 」
そう言えば そそくさと自分の位置に戻って眠りに付きだした。
別に意味で眠れなくなった。
鈍感って?覚えとけって?
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さざんか(プロフ) - 私の予想の斜め上をいきました…笑まさか信号機組とは!!今作品も素敵です…!! (2020年3月28日 2時) (レス) id: dfb928314c (このIDを非表示/違反報告)
おお - これ以上よんだら尊すぎて死ぬ (2020年3月27日 21時) (レス) id: 6b04e95e5a (このIDを非表示/違反報告)
ましゅまろ☆(プロフ) - やばぁぁぁぁぁぁぁい!!!るぅとくんが身体弱い設定!ありがとうございます!待ってました!(何様)頑張ってください! (2020年3月27日 19時) (レス) id: c11488bac6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白兎 | 作成日時:2020年3月27日 19時