11話 ページ13
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教室に着くなり 女子達からコテを借りる。
前髪も出し、毛先も少し巻きたいよね。
『 ねぇ、後ろ髪巻いてくんない? 』
「 しょうがないなぁ。…んー、なんか今日髪いい匂いすんね? 」
朝の事もあって 胸のドキドキが治まってたはずなのにまたドキドキしてきちゃった。
髪の毛を触られるとか、匂いを褒められるとか…キュンとしちゃうじゃん。
「 あんま意識したこと無かったけど、髪綺麗。てか、髪伸びたね 」
『 あ、うん 』
わぁ、こんな奴のこと意識しちゃってんのどうした。
いつもの自分に戻れ〜〜〜〜!!
「 あ、担任くる 」
急ぎでコンセントを抜いて何も無かったかのように椅子に座る。
担任の顔を見るなり 今日も憂鬱な1日が始まろうとしているって虚無に襲われる。
「 ねぇ、A 」
『 うん?どした? 』
机に突っ伏して私の方に顔を向ける
頬がむにゅっとなってて赤ちゃんみたいな顔ができる
「 その、きょう、かわいい 」
そう言えば気が済んだのか 顔を机に付け出した。
むり、嫌でも意識する。
やっぱ今日大雪警報鳴るって。
冷房が付いてるはずのこの教室で2人だけ体感温度40度超えてそう…。
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さざんか(プロフ) - 私の予想の斜め上をいきました…笑まさか信号機組とは!!今作品も素敵です…!! (2020年3月28日 2時) (レス) id: dfb928314c (このIDを非表示/違反報告)
おお - これ以上よんだら尊すぎて死ぬ (2020年3月27日 21時) (レス) id: 6b04e95e5a (このIDを非表示/違反報告)
ましゅまろ☆(プロフ) - やばぁぁぁぁぁぁぁい!!!るぅとくんが身体弱い設定!ありがとうございます!待ってました!(何様)頑張ってください! (2020年3月27日 19時) (レス) id: c11488bac6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白兎 | 作成日時:2020年3月27日 19時