推しくんと付き合っちゃった話 【 ころん 】

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何か言わなきゃと思って 口を動かすも出るのは言葉にもならない声でただ戸惑うばかり


るぅとくんって何考えてるのか分からなくて
いつも振り回されてばかり。

今だって、何を考えて思って私を抱き締めてるの？



「 今日誘ったのだって、本当は下心満載で…。ころちゃんが最近ぼくのこと警戒してるの知ってたから、どうしたら会えるかなって色々考えて 」


『 それって… 』



私が声にすると 彼の人差し指に止められる。
それ以上は言うな とでも言うかのように。



「 ぼく、ちょっと狡い(ずるい)かな…？Aちゃんと2人きりになれるなら、何処でも良かったんだぁ 」


脱力したような笑顔でふにゃりと笑う

後ろの壁に手を付いて、これを世では壁ドンというのだろう。
顔が近くて、顔が沸騰しそう。
なんなら、もはやしてる。


「 別に、ころちゃんから奪おうなんて思ってないけど…。今日は独り占めしていいって言ったのAちゃんだからね？ 」


何をされるんだろう ってきゅっと目を閉じる。
吐息を近くで感じて相当距離が近いことを知る。

唇に何かが当って ビクって目を開く


「 もしかして、期待しちゃった…？ 」


『 し、してない！！ばか！ 』


それはさっきと同様何の変哲もない人差し指で
少し勘違いしちゃってた自分に恥ずかしさを覚える。

今日は意地悪だ。


「 もう、突き放さなくてもいいじゃん 」


『 だって、意地悪するから 』


下を向いてモジモジとしてしまう。
まともに顔も見れないよ、穴があるなら入りたい。



「 ええ、だって男の子は好きな女の子は虐めたくなるもんなんですよ？ 」


『 はえ……？ 』


その一瞬で 頬に当てられた手

唇に彼が触れて思考が停止


頭がオーバーヒートした。



この男、侮れない。



「 これで2回目だね 」


今回は確信犯らしい




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リクエストありがとうございます！

【 るぅとくんとのデート 】

全然R要素なくて申し訳ないです(. .`)


♡


新作出しました。
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乙女ゲーム的な恋愛で 【 信号機組 】



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