推しくんと付き合っちゃった話 【 ころん 】

205推しくん ページ7

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グツグツと煮込まれる熱々の鍋

寒い冬にピッタリのトマト鍋


でも今日は2人だけではありません。


「 Aちゃんどれ食べる？ 」


「 俺の分も取って〜 」


「 Aの分はぼくがとる！！ 」


赤、青、黄

見事な信号機です。

お揃いのニットなんて着て羨ましいぐらい仲良し


『 お肉と白菜と〜 』


ころんくんとお揃いの水色のお椀に熱々の美味しそうな具材が乗っかる。


「 ちゃんとふぅふぅ するんだよ？火傷しないようにね 」


「 ぼくが冷ましましょうか？ 」

彼の言葉を遮るようにるぅとくんが私のお椀を持つ

その手をペちんと叩くのがころんくん


「 喧嘩しないでよ〜！！2人とも怖いよ 」


私の顔を見て ねー？ って笑うのが莉犬くん

何度も言うけど今日も可愛いワンワンだ。


「 本当は2人で鍋するはずだったのに2人も来るとか聞いてないよ！ 」

「 大人数で食べた方が楽しいですよ。あとAちゃんもいるんでね 」


久々に会ったるぅとくんは髪色が少し変わっていて
またカッコよくなっていた。

あの日以来会っていなくて、最初は気まずかったものの当の本人は気にも留めていないようで私も知らんぷりすることにした。

ここにはころんくんもいるし、バレる訳にはいかない


「 ころちゃーん、おかわり 」

「 莉犬くんは自分で入れてよ！！ 」


2人の前だとやっぱりお兄ちゃんなのか
なんだかんだ言ってお世話みてあげてる。

そんな3人のやり取りをみて心もホカホカしていた


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