推しくんと付き合っちゃった話 【 ころん 】

199推しくん ページ1

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C side


今日は僕が仕返しする日である。


以前薬を飲まされて好き放題してしまった事を僕は忘れられずにいた。

あんな羞恥な姿を晒してしまった。
倍返ししてやる。

元凶であるさとみくんにばっちり謎の薬は貰ったし準備は万端。


「 はい、ココア淹れたよ 」


『 ありがと〜、ふぅ 』


萌え袖のパーカーからはみ出る手とか ふぅってココアに息をふきかける顔とか最高に可愛くて頬がニヤけちゃうんだけど。


何も知らずに飲んでる姿を見ると少し罪悪感に駆られるけど、僕だって辱められたんだから。


『……コーヒーなんて珍しい 』


「 ミルクと砂糖いっぱい入れた 」


即効性とかでは無いらしいからまだ効き目は出ていないらしい。

それにしても彼は何処からこんな物を手に入れるのだろう。

やっぱり大人な彼は少し僕とは違うみたいだ。


『 ココアだけでおなかいっぱいになっちゃった 』


ソファーに座ってた彼女は 後ろに寄りかかって
欠伸を漏らす。

もしかしたら眠いのかもしれない。


「 眠いの？目とろんってしてますけど 」

『 きのせーです 』


もしかしてこの薬はそういう効果もあるのかな…？

薬のことは詳しく聞かなかったからいつ効果が出るかも分からない。


『 ああー、手退けてえ 』


眠そうな顔してるから彼女の目を手で覆えば
すんっと静かになった。


起きた頃に効果出てるのかな……？


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