推しくんと付き合っちゃった話 【 ころん 】

235推しくん ページ37

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ベットから飛び起き部屋の隅々を探す。

CDデッキに控えめに 今まで僕らが出したアルバムやらCDが飾ってあった。

その隣の本棚には すとめもブックがズラリと並び過去に僕らが出た雑誌等も置かれていた。

意外に几帳面なようできちんと発売日順になっている

クローゼットを開ければ 過去に来ていた参戦服や私服、バイト着が掛けられていて至ってシンプル


「 あ、奥の方にパーカーみっけ 」

水色のパーカーが奥の方にひっそりとハンガー掛けられていて多分まだ一度も着ていないのだろう、新品の香りがする。

タオルなんかも丁寧に袋に入ったまま置かれていて
使ってすぐに中に入れたのか、それともまだ使っていないのか……。


なんか可笑しい。

テーブルの段ボールがだいぶ前にから気になっていたのだ。
今こそ見るタイミングなのでは……！？


「 おじゃましまーす 」

開けた途端にドンっという効果音でも付きそうな程のころん缶バッチたち

歴代の僕が滅茶苦茶に入れられていた。

中にはアクキーなんかも紛れ込んでいて几帳面なのは外見だけか。

軽く500は超えてそうな缶バッチ、全部僕のなんだって思うと嬉しい。

他の中身も見てみれば 同じデザインのタオルにパーカー、うちわから人形、ポスターに歴代のペンライト

初期の頃のグッズなんかは特に大切そうに保管されていた。

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