推しくんと付き合っちゃった話 【 ころん 】

9推しくん ページ9

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『 どういうことか説明しろ、ころん！！』


リビングの椅子に座り下を向く私と彼


目の前には 怒ってるんだか喜んでるんだかよくわからない表情をしてる男

その男こそ 彼と同じグループで親友のさとみくんである。


あの後、私が音を立てたことで
不思議に思ったのかあの部屋のドアが開けられてしまった。

そして当たり前にも彼の前に私の姿は はっきりと映し出されてしまったわけである。



「 説明しろって言われても…まぁ、2ヶ月ほど前からお付き合いしてます、」


『 この子あれだよな、合コンの時にいたよな？』


よく覚えてらっしゃる。
直接何か話した記憶はなかったけど確かにあの合コンに彼はいた。

オシャレだったしイケメンだったしよく印象に残ってる。


『 あ、えっと…はい。お久しぶりです、』



軽く会釈をする。
さとみくんの心情が掴めなくて動揺する。


これは怒られているのか？
珍しく隣の彼もオドオドしてるし、メンバーにも
隠してたんだ…。



『 そーいうことか。…謎が解けたぞ。最近のころんの様子がおかしい理由がわかった 』


「 えっ？…どういうこと？」



閃いたって顔をして 彼に擦り寄る
肩を掴んで思いっきり息を吸い込んだ。


そこからは拷問かのように 彼 の恥ずかしい話を聞かされることになる。




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