推しくんと付き合っちゃった話 【 ころん 】

41推しくん ページ41

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家に着いた頃には全身びちょびちょで
気持ち悪い。

髪の毛ぐちゃぐちゃのびちょびちょだし
メイク落ちかけてるし こんなんで帰ることになるなんて最悪。


今日に限って鍵も忘れるし、本当についてない。


玄関についてインターホンを押す。

1度押せば パタパタと足音がする。
怒られるかなぁ、ってソワソワしながら開くのを待つ


「 おかえり〜、って、…なんでそんなびちょびちょなの！？ 」


『 ただいまぁ。…傘持ってかなかったから、雨に打たれながら帰ってきた 』


早く中に入って って腕を引かれた。
玄関には男のモノの靴がたくさん。

もしかして今日メンバーさん来てる？


「 タオル持ってくるから待ってて。その格好で絶対リビング行くなよ！！」

流石にこんなボサボサな状態で会いに行けないよ。
雨のせいでメイク落ちててほとんどすっぴん状態だし。

扉の向こうからすごい声するけど気にしない気にしない。


「 はい。もう、だから傘持っていけって言ったのに。お風呂沸かしてあるから、拭き終わったら入って 」


『 はあ〜い。ころんくんに頭わしゃわしゃされるの気持ちいいねぇ、』


おいっておでこをペちんとされる。
素直な気持ちを言っただけなのに。

少し不貞腐れてみる。


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