推しくんと付き合っちゃった話 【 ころん 】

27推しくん ページ27

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ぱっちりと目覚めのいい朝

外はまだ少し暗い
早く起きすぎたかも

隣には わたしの腕にぎゅっと抱きつく可愛い寝顔の彼

目覚めきった頭はこれ以上眠りにつけないらしい

でも、動こうにも動けない状況でクスッと笑ってしまった。
いつもカッコイイ顔ばかり見せられてるけど本当はすごい可愛くて子供っぽい

寝顔のあどけなさが可愛くてついつい写真を撮ってしまった。


待ち向けにしたら怒るかな…？


そんな時寝室のドアがゆっくりと開く

そこには ふにゃふにゃ笑顔な赤いワンワン
手招きをされる。


彼の腕が少し緩んだ隙を狙って
そっとベットから抜け出す。


「 おはよう。なんか目覚めちゃったからさ、」


『 ね、なんか飲む？ 』


冷蔵庫には残り少ない オレンジジュース と 水
コップをふたつ出してオレンジを注ぐ


カラカラだった喉が一気に潤う


「 ん、…髪、ぴょんぴょんしてる、」



私の髪をそっと撫でて耳に掛けられる。
ニコッと微笑まれてその笑みに心がドクンとする

そういう仕草にああ、カッコイイなぁ、なんて思ったり


「 今のAちゃんの髪型好きなんだよね、青のインナーカラーが良い感じ、」


『 結構冒険してみたんだけど、良かったかな？わたし、莉犬くんの赤髪好きだよ 』


ほんと〜？なんて嬉しそうにする彼には
元気にフリフリしてる尻尾と耳が見える。


ほんと、名前の通り可愛いわんわんだ



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