推しくんと付き合っちゃった話 【 ころん 】

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連れてこられたのはおしゃれな雰囲気のカフェ


メニューを開けば美味しそうなスイーツがたくさん
甘い物好きとしては自然と頬が緩んでしまう。


「 ここのお店、フレンチトーストが美味しいって有名なんです。僕にはちょっと甘すぎて無理だったんですけど、Aさん甘いの好きって聞いたしどうかなーって 」


『 え、じゃあそれにします！！…なんで甘いの好きって知ってるんですか？』


頬杖をついて 爽やか笑顔で見つめられる。
ずっと私の目を見つめられてこっちが引き込まれそうになる。

魔性の男ってやつだ…。


「 ころちゃんから聞いたんです。彼からは色々聞いてます。だから、結構Aさんのこと詳しいですよ？」


ころんくんってば…。
メンバーにバラしたくないとか言っときながら
るぅとくんにはちゃんと言っちゃってるんじゃん。

そりゃ、信頼してるんだろうけど
何でもかんでも言わないでよ…。


さとみくんの時もそうだけど結構恥ずかしいんだよ？


「 でも、ころちゃんの言う通りでした。Aさんって…なんだか可愛いですね、」


かぁっと熱が顔に集まるのがわかる。
こんなイケメンに言われれば照れるのもしょうがないと思う。

ころんくんとは少し違う、初々しさが残ってて
でもなんだか、手馴れてる…。


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