推しくんと付き合っちゃった話 【 ころん 】

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カーテンの隙間から漏れる朝日

眩しくて目が開く。


さわさわ と誰かに頭を撫でられる感覚。

ぷにっとされる頬


『 んんっー、んっ、？』


「 おはよーございます。…いひっ、」


びよーんと伸ばされる頬
明るさに慣れた目が写すのは 悪戯に笑う彼

未だに見慣れない光景です…。
同じベットに、隣に彼がいる事に。


『 おはよ、ごじゃます、…。』


上手く喋れない私を見て
楽しそうに笑う。


つい先日まで夏のライブに追い込まれてて
大忙しだったけど、一段落して最近はこうしてゆっくり出来てます。



「 今日バイトある？ないならさ、ちょっと俺の遊びに付き合って 」


『 ないよ、今日は何するんですか 』



私の髪をいじいじ
彼と同じ匂いのシャンプーが鼻を掠める。


「 マイク見に行きたくてさぁ、お願い 」


お得意のあざとい目で見つめてくる。
そこら辺の女の子より可愛いから困っちゃう。


「 付き合ってもらう代わりに、この前行けなかったカフェ連れてってあげる 」


忙しい時間を縫ってこうやって私との時間大事にしてくれるところ、だいすきです。



私の彼氏は 声がヤギで歌声はカッコよくて、可愛い顔してて涙脆くて煩くてリスナーさん想いな


すとぷりのころんくんです。



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