続き１ ページ22
おい、かぁ…もはや名前も呼んでもらえないのか…
『何？』
「お前最近おかしいぞ。うちに来る前はもっとテキパキ動いてただろ。そんなんじゃたしぎに抜かされんぞ。」
また たしぎちゃん…
私は振り返らずに明るく返事をした
『たしぎちゃんに抜かされたらその時はたしぎちゃんに頑張ってもらうよ〜。』
そう言って扉を閉めようとした時、後ろで小さく舌打ちが聞こえた
呆れられたかな…それとも嫌われたかな…
私は顔に出さないように重い足取りで青キジ大将の所へ向かった
が
『はぁ…こんな時までなんでいないのよ…』
部屋に行ったがまさかの不在だったため、私は彼の部屋に戻った
また行ったらなんで戻ってきたんだって怒られるかな…、なんて悲観的なことを考えながら彼の部屋の前まで来た時だった
「…ぃ…」
中から声が聞こえた
誰か来てるのかとあまり気にしなかったが、その声が女性の声だと気付き、おもわず聞き耳を立てた
「スモーカーさん、今夜ってどこで飲むんでしたっけ？」
「俺の行きつけの店があるからそこに行く。」
…え？
「というか、本当に良かったんですか？ロイさんを誘わなくて。」
「逆にあいつがいない方が好都合だ。これがバレたらめんどくせぇからな。」
なにそれ…
二人の会話に私の中で何かが合致してしまった
なんだ、そういうことだったんだ…
私は取っ手に手を掛けていたが、あの空間に入りたくなくてその場を離れようと手を離したその時
ガチャッ
「もう、そのうち愛想尽かされちゃい…って、うわっ！」
ドアが開いて、中からたしぎちゃんが出てきた
「ロイさん！？も、もしかして今の聞いて…」
今の話私が聞いちゃいけないってことはやっぱりそういうことだよね…
『今のって何？』
私は何故か彼女に嘘をついた
「い、いえっ！なんでもないです！し、失礼します！」
そう言って足早に去っていった
そんな彼女を横目に見てから部屋の中を見ると彼が驚いた様子でこちらを見ていた
『どうしたの？そんな驚いた顔して。私がここにいちゃいけなかった？』
「報告書届けに行ったんじゃねーのか…」
『行ったけど大将が不在だったから戻ってきたの。』
「そうか…」
彼は先程のことに触れようとせず、何事もなかったかのようにしようとする
でもそんなこと、許すわけないよね？
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Mystic(プロフ) - 鈴之宮さん» いえいえ、とんでもないです。リクエストの件、ありがとうございます！作者様のスピードで良いのでこれからも宜しくおねがいします！ (2019年10月18日 22時) (
レス) id: 45efa41e06 (このIDを非表示/違反報告)
鈴之宮(プロフ) - Mysticさん» お気遣いありがとうございます！リクエスト全然大丈夫ですよ！再開後に書き上げる形になってしまうだけですので、遅くはなりますが、ちゃんと書かせていただきますので！私が書き上げるのが遅くて申し訳ないです… (2019年10月18日 21時) (レス) id: d027c58287 (このIDを非表示/違反報告)
Mystic(プロフ) - お疲れ様です、何時も楽しく読まさせて頂いてます！失礼ですが、リクエストでホーキンスをお頼みしたいです。何時リクエストOKになるのか分からなかったのですが、まだ受け付けていないのであれば申し訳ありません。更新の方も頑張ってくださいね！ (2019年10月18日 19時) (レス) id: 45efa41e06 (このIDを非表示/違反報告)
鈴之宮(プロフ) - ヴェールヌイさん» いつもありがとうございます。かしこまりました。こちらの方はリクエスト再開後に書かせていただきます (2019年10月17日 15時) (レス) id: d027c58287 (このIDを非表示/違反報告)
ヴェールヌイ - いつも読ませていただいています！リクエスト何ですが、「イゾウ、マルコ、シャンクス、ベックマンで取り合い」を書いてほしいです！出来ればで良いので．．．．．よろしくお願い致します。 (2019年10月17日 13時) (レス) id: 2450a0879a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鈴之宮 | 作成日時：2019年5月8日 8時
