「別れよう」と言われたら ホーキンスの場合 ページ22
『ホ、ホーキンスさん！』
「なんだ。」
『わ、私と…別れてください！』
私は正座して、目の前のホーキンスさんに向かって言い放った
「…ちょっと待ってろ。」
『え？』
すると彼はタロットカードを出した
『あの、何やってるんですか…？』
「俺とお前が別れるかどうかを占う。」
嘘でしょ⁉占ったら元も子もないでしょうが！
彼のタロット占いは確実に当たる。ご丁寧に数値まで出してくれるのだ
つまり、これの確率によっては別れることになる
それは困る！だって別れたいなんて嘘だもん！
やめてくれぇぇぇ！！
私は必死に祈った。柄にもなく神様に
「…出た。」
『な、なんて出ましたか…？』
「俺とお前が別れる確率は…」
頼む…！神様…！
「9%…」
『へ？』
今なんて？
「俺達が別れる確率は9%…つまり、別れることはないということだな。」
よ…よ…
『よかったぁ…』
全身の力が抜けて、その場に座り込んだ
「…ロイ。」
『なんですか？』
「なんでお前が安堵している。」
『…あ。』
やらかしたー！そうだ、私さっきホーキンスさんに別れようって言ったんだったー！
『あ、あの、これはですね！』
なんとか誤魔化そうとしたが、彼の前では何を言っても無駄なような気がしたので、素直に白状した
『その…さっきのは嘘です！ごめんなさい！』
頭を下げて謝ると、彼は
「…はぁ、まぁ気づいてはいたが。」
『え？気づいてたんですか⁉』
「今朝やった占いに出ていたからな。」
オーマイガー…
「だが、俺の占いもまだまだだな。」
『え？』
まだまだって、あんなに的確に当ててるくせに何を言ってるんだ
そう思っていると
「俺とロイが別れる確率なんて0%に決まっている。」
『…え？』
聞き返そうと思ったその時、私は頭を撫でられた
「こんなこと占わなくとも分かることだったな。」
無表情の彼の顔に笑顔が浮かんだ
ホーキンスさんにやってみた結果
もはやタロットいらず
クロコダイルの砂 ニーナ様リク→←「別れよう」と言われたら クラッカーの場合
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 483人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ONEPIECE」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
鈴之宮(プロフ) - アルカリ性さん» 申し訳ありません。有難いんですが、こちらのシリーズはリクエスト終了しております。なのでお聞きすることはできません。すみません。 (2022年9月12日 14時) (
レス) id: 725a7e0bfc (このIDを非表示/違反報告)
アルカリ性 - リクエストなんですが、コビーは出来ますか？シチュはなんでも構いません。 (2022年9月12日 14時) (レス) @page33 id: 887589a2a0 (このIDを非表示/違反報告)
鈴之宮(プロフ) - 夢女子 魔夜さん» それです！ (2019年5月3日 11時) (レス) id: d027c58287 (このIDを非表示/違反報告)
夢女子 魔夜(プロフ) - 鈴之宮さん» おー！勉強にもなるやつですか！ (2019年5月3日 10時) (レス) id: ad1699af14 (このIDを非表示/違反報告)
鈴之宮(プロフ) - 夢女子 魔夜さん» 私もびっくりです（笑）きたもの全てにお答えしていたら半端ない数に…（笑）ある意味、キャラによって書き換えるという練習にはなりました（笑） (2019年5月3日 10時) (レス) id: d027c58287 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：鈴之宮 | 作成日時：2018年7月12日 8時
