もしもな手下ボックス (ページ10)

今日:7 hit、昨日:1 hit、合計:21,457 hit

１０ページ10

マ「何を作ったって…？」

スキャ「だーかーらー！お粥ですよ！お粥！こういう時にはお粥を食べるのが良いんですよ！」

フ「…え、まさかあんたが作ったん？お粥を？」

スキャ「もう、馬鹿にしないで下さいよファージャさん！お粥くらい作れますよ！」

そう言ってぷんぷん怒る彼女。全く怖くはないが

ホ「…どうするエイトフット。」

エ「はぁ…どうするもなにも…まぁ、結果オーライってやつか。だそうだぜ？V。」

そう言いMr.Vの方を見た

V「…まったく…そこまでされては断るわけにもいかないだろう？」

その言葉を合図に、手下達は部屋を出ていった

ダ「よし、そうと決まればご飯だー！」

ジ「そんな急がなくてもご飯は逃げないぞー。」

彼らが出て行った後、部屋にはスキャターとMr.Vだけが残った

スキャ「え？な、なんなんですか？ミスター、何かありましたか？」

彼らの会話についていけてない彼女

V「いや、ただ彼らが見舞いに来てくれただけだよ。」

スキャ「そうですか。あ、私達も早く行かないとダルメシアさんに全部食べられてしまいますよ！」

少し急ぎ足で部屋を出ようとする彼女

そんな彼女をMr.Vが声をかけた

V「スキャター。」

スキャ「はい？なんですか？」

V「…いつもありがとうな。」

そう言って彼女より先に部屋を出た

スキャ「…え？ミスターが私に“ありがとう”…？

……えぇっ⁉⁉」

誰もいなくなった部屋にスキャターの声が響いた

感謝はどんな形にも変えられ、そして相手に伝えられる

彼らは感謝をお見舞いに変えて伝えたのであった