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V「それでそのお粥はどこにあるんだ?」



フ「あぁ、それならキッチンに…ス「はーい!スカーちゃんがお粥持ってきたよ!」




ファージャが扉を開けようとしたその時、スカーがお粥を持って勢いよく入ってきた




だが、彼女が勢いよく入ってくるとは知らずに開けたため、驚いたファージャはぶつかる寸前で避けたのだが、彼女の足だけが避けきれず…




ガシャンッ!




それにつまずいたスカーが盛大にこけて、持っていたお粥をこぼしてしまった



全-V「「あぁぁぁぁぁぁぁ⁉⁉⁉」」



フ「あんたっ…!何しとんねん⁉せっかくうちらが頑張って作ったやつを…!」


ス「ご、ごめんなさい…」



しょんぼりするスカー



マ「あとで私達が持っていくって言っておいたんだけどなぁ。」


ホ「何故先に持ってきたんだ?」



マルフィとホックが優しく問いかける



ス「だ、だって、スカーちゃんはみんなみたいに料理ができるわけじゃないし、歌だって歌えないし、器用じゃないから…でも、スカーちゃんだけ何もしないのは嫌だったんだもん…」


エ「それで運ぶくらいならできると思ってやったのか?」



そう聞くとコクッと頷いた



彼女は自分にできることを探してやったまで



彼女もMr.Vのことが心配だったのだ



その気持ちを聞いた彼らは、それ以上彼女を怒ることができなかった



フ「…はぁ、まぁしゃーないか。あんたなりの頑張りやからな。」



そう言ってスカーに手を差し伸べるファージャ



ス「マジックおばさん…ありがとう!」


フ「誰がマジックおばさんや!魔法で消したるぞ!」


マ「ふふ。まぁ、みんな気持ちは一緒ってことだね。」



すると、ドアの方が少し騒がしくなった



ア「おい、さっきこっちで物音がしたんだが、何かあったのか?」


ジ「ちょっとクソ林檎!僕の前に立つなよ!見えないだろ!」


ヴ「どうかしましたの⁉」チリンチリンッ


ダ「ちょっとチリンチリンおばさん!うるさいよ!」


ハ「貴方も充分うるさいわよ。」



残りの手下達もさっきの物音でこっちにやってきた



ア「エイトフット、これは一体どういう状況なんだ?」


エ「スカーがVの飯運んできて、つまずいて全部こぼしちまったんだよ。」


ジ「あらら、それはそれは。」


ス「うぅ…ごめんなさーい!」



エイトフットとマルフィが床に溢れたお粥を片し始めた

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作者名:鈴之宮 | 作成日時:2018年1月26日 18時

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