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ヴィランズ 29 ページ30

sideMr.V


V「…少しは落ち着いたかい?」


『はい…すみません。ありがとうございました。』


V「どういたしまして。さて、夕食まで時間があるから、部屋で休んでおいで。」


『はい…あの、夕食の時間は?』


V「7時だから、それに間に合うようにおいで。」



私は彼女の頭をもう一度撫でて、彼女の背中を見送った



廊下には私しかいない…ように見える



V「盗み聞きとは感心しないな。なぁ…エイトフット?」


エ「…うるせぇ。たまたま通りかかったんだよ。」



先程私が見ていた柱の影からエイトフットが出てきた



V「たまたまねぇ?」


エ「嘘じゃねーよ。」



おそらく彼の言っていることは本当だろう



フィガロの後を追っていたのではなく、本当にたまたま通りかかったのだろう



そこで私達が話していたから、出るに出れなかった



V「はいはい。では、私も部屋に戻らせてもらうよ。」


エ「おい!まさかこのまま帰ろうなんざ考えてねーだろうな?」


V「ん?帰るよ?」


エ「はぁ⁉ちょっ!待て待て!」



私は彼に腕を掴まれた



V「むぅ…なんだよ。私はこれから寝るんだよ。」


エ「いや、寝るだけなら忙しくもねーだろうが!じゃなくて!あの女のことだよ!」



はぁ…やっぱりそれを聞いてくるのか



V「前にも説明しただろう。フィガロは人間だ…エ「何してんだよ!」…ん?」



もう一度言う。ん?何して?



私が首を傾げていると、エイトフットが言いにくそうに言ってきた



エ「そ、そのっ、だ、抱き合ってただろうが…!//あいつと…!///」


V「…あぁ。」


エ「あぁじゃねーよ!なんだその薄い反応は!」



いや、だって、てっきりフィガロのことだと思ってたから、そんなことだと思わないでしょうが



V「確かに抱き合ってたが、それがどうした?」


エ「なっ⁉//なんで平然としてんだよ⁉//」


V「いや、昔からしてたから。」


エ「昔から⁉お前…ガキの時から手出してたのか⁉」



いや、だから違うって。なんでそっちにいくのさ



V「はぁ…彼女のことは小さい時から知ってるんだよ。」


エ「知ってるって…」


V「うん。」


エ「…お前、こないだ初めて会ったんじゃねーのかよ?」





V「…あ。」

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鈴之宮(プロフ) - 穂香さん» ありがとうございます!こっちの続きも書こうと思いながら、未だかけていないので、もう少し余裕ができましたら書く予定ですので、気長に頑張っていこうと思います。 (2020年1月6日 13時) (レス) id: d027c58287 (このIDを非表示/違反報告)
穂香 - エイトフットとMr.がかっこよかったです!お話も面白く楽しませて頂きました!これからも頑張ってください! (2020年1月6日 12時) (レス) id: 213678c734 (このIDを非表示/違反報告)
鈴之宮(プロフ) - あめいろさん» ありがとうございます。これからも頑張らせていただきます! (2017年12月2日 22時) (レス) id: 62228e04e4 (このIDを非表示/違反報告)
あめいろ - 面白いです!頑張ってください! (2017年12月2日 21時) (レス) id: 2b96bce064 (このIDを非表示/違反報告)
みるふぃーゆ - 頑張ってください! (2017年11月18日 17時) (レス) id: 9bb189def3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:鈴之宮 | 作成日時:2017年10月21日 14時

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