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ヴィランズ 26 ページ27

『?はい。言われた通りに全て書き直しましたけど?』



彼は驚いた様子で私がやった書類を見る



エ「全部ちゃんとできてる…まじかよ…」



そんなに驚くことだろうか?私としてはこれ以上の量を毎日やっているあなたに驚きだが



『あの、何か他にやることはありますでしょうか?』


エ「…いや、これだけやってもらえれば充分だ。俺の方ももう少しで終わるし。」


『そうですか。では、邪魔になるといけないので私は失礼します。』



話もなく、ただ仕事を手伝っただけで終わったことに少し安堵しながら、私はその場を立ち去ろうとした



だが



エ「…おい、ちょっと待て。」



私は彼に腕を掴まれた



『なんですか?』


エ「お前…なにもんだ。」



…まさかここにきてV殿の予想が当たってしまうとは



『…私はただの人間ですよ。それ以上でもそれ以下でもありません。』


エ「じゃあなんでさっきのリクルーティングの帰り、お前の目が黄色に変わったんだ?」


『っ…⁉』



どういうことだ?目の色が変わってた?



そんなはずはない。だってあの時はそんなに力を出していないはず…



いや、どちらにせよこれはまずい。どうにかして誤魔化さなくては



『目の色が変わっていた?そんなわけありませんよ。私の目は昔から黒ですから。』


エ「…お前は一体何を企んでやがる。」


『何も企んでませんよ。ただ、貴方達と仲良くするつもりがないだけです。』


エ「どうやっても隠し通すつもりか…まぁいい。そのうち化けの皮剥がしてやる。」



これは一番敵に回してはいけない人物と接触してしまったか…



しかし、この人なら黙っててくれるのでは…



いや、ダメだ。主人達と約束したじゃないか。完全にバレるまでは隠し通さなくては…



『剥がすも何も、私はただの人間です。…ただ、今貴方に言えることは…私は貴方達の敵ではないということ…ただそれだけです。』



そう言って私は彼の部屋を出た




エ「…俺達の敵じゃない…どういうことだ?」



エイトフットの彼女に対する謎は増えるばかりだった



エ「それにしても、あいつこの量を1人でやるとは。おかげで俺の仕事が減ったし…今度からあいつに手伝ってもらおうかな…」

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鈴之宮(プロフ) - 穂香さん» ありがとうございます!こっちの続きも書こうと思いながら、未だかけていないので、もう少し余裕ができましたら書く予定ですので、気長に頑張っていこうと思います。 (2020年1月6日 13時) (レス) id: d027c58287 (このIDを非表示/違反報告)
穂香 - エイトフットとMr.がかっこよかったです!お話も面白く楽しませて頂きました!これからも頑張ってください! (2020年1月6日 12時) (レス) id: 213678c734 (このIDを非表示/違反報告)
鈴之宮(プロフ) - あめいろさん» ありがとうございます。これからも頑張らせていただきます! (2017年12月2日 22時) (レス) id: 62228e04e4 (このIDを非表示/違反報告)
あめいろ - 面白いです!頑張ってください! (2017年12月2日 21時) (レス) id: 2b96bce064 (このIDを非表示/違反報告)
みるふぃーゆ - 頑張ってください! (2017年11月18日 17時) (レス) id: 9bb189def3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:鈴之宮 | 作成日時:2017年10月21日 14時

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