「別れよう」と言われたら リク コビーの場合 ページ44
『別れよう。』
「…え、えぇぇぇぇぇ⁉⁉」
私の言葉に後輩であり恋人のコビー殿が盛大に叫んだ
『…声が大きいです。』
「あ、す、すいません！って、そんなことより！」
そんなことよりって…
「何故ですか⁉僕何かしましたか⁉僕じゃ物足りなかったんですか⁉」
『いえ、そういうわけではありませんが…』
強いて言うならちょっとからかいたかっただけなんだが
なんと言おうか悩んでいると
「あ！分かりました！」
あら、もうバレてしまったか。つまらないな
「ヘルメッポさんの方に乗り換える気ですね！」
…はい？
彼が言うヘルメッポという男は、同じガープ中将の部下であり彼の友人である。コビー殿は大佐、ヘルメッポ殿は少佐という立場的にはコビー殿の方が上だが、今でも友人関係であるらしい
と、話は逸れてしまったが、どういうことだ？
「分かります！確かにヘルメッポさんは背が高いですしカッコいいです！」
いや、違うし
「それに比べて僕は彼より上なのにこんなにヘタレで…」
今度は自分を貶し始めた
どうやら私の話を聞いてくれないらしい
なので
バンッ！
「うわぁっ！な、何ですか⁉」
私は話を聞いてもらおうと、手に持っていた袋に空気を入れ、一気に潰した
『コビー殿、私の話をちゃんと聞いてください。』
「は、はい…」
『私は別にヘルメッポ殿に乗り換えようとは思っていません。君の友人ですし。』
「え？そ、そうなんですか？」
『えぇ。それにそもそも私は君と別れようなんて思っていません。』
「…え？」
彼はぽかんとしていた
『ふふっ、ちょっと君をからかってみたくて。』
「〜！心臓に悪いですよぉ…！」
そう言ってその場にへたり込んだ
『時にコビー殿。もし私が本気で“別れよう”と言ったらどうしますか？』
先程の彼の様子だとそのまま譲りそうな感じだったが
「…僕はヘルメッポさんのようにかっこよくありませんが、誰よりもロイさんを愛せる自信はあります。それに、ロイさんだけは誰にも譲れません。」
はっきりと私の目を見て言った彼
その言葉を聞いて私は満足した
『…その言葉信じますからね。』
彼の頭を撫で、頬にキスをした
「なっ⁉///」
彼はその場で顔を真っ赤に染めてしばらく動かなかったらしい
コビーにやってみた結果
まっすぐな彼の目に嘘はありませんでした
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鈴之宮(プロフ) - Re-08さん» いえ、こちらこそ後半にしか書いてなかったので、勘違いさせてしまいすみません…でも、読んでいただいてありがとうございます！ (2022年8月15日 11時) (
レス) id: 725a7e0bfc (このIDを非表示/違反報告)
Re-08(プロフ) - 鈴之宮さん» あ…すみません！！よくみてなくて…本当にすみません！！ (2022年8月15日 10時) (レス) id: f85186e059 (このIDを非表示/違反報告)
鈴之宮(プロフ) - Re-08さん» 初コメありがとうございます！すごく有難いんですが…こちらのシリーズ作品もう完結しておりまして、リクエストは受け付けてないんです…本当に申し訳ありません！ (2022年8月15日 0時) (レス) id: 725a7e0bfc (このIDを非表示/違反報告)
Re-08(プロフ) - 初コメなのにリクエスト失礼します！！！サボくんとの甘々がみたいです！シチュエーションは何でも大丈夫です！時間があったらで大丈夫ですのでよろしくお願いします！ (2022年8月14日 22時) (レス) id: f85186e059 (このIDを非表示/違反報告)
鈴之宮(プロフ) - 時雨さん» こちらこそありがとうございました。そう言っていただけて良かったです。 (2018年5月16日 17時) (レス) id: 62228e04e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鈴之宮 | 作成日時：2017年10月5日 16時
