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その場の誰もが驚いた
大佐自らが相手をするなんて
『あのっ、大丈夫なんで気にしないでください。』
「ダメです！こういうのは誰かとやり合わなくては意味がありません。」
そう言って、彼は他の海兵から竹刀を借りた
こんなのただの恥さらしだ…
私なんかが彼に敵うはずがない
私の弱さを周りに見せつけて、笑い者にしたいのか
私は悔しくなりながらも竹刀を握り直して向かい合った
「では、行きますよ！」
『っ⁉』
そう彼が言った途端、私の視界から彼が消えた
急いで後を追いかけたその時
ピタッ
「…僕の勝ちですね。」
『っ⁉えっ？』
気づくと、彼は私の首に竹刀を付けていた
全くわからなかった。いつの間に
私の負けが分かると、周りがくすくすと笑い始めた
「おい、見ろよあいつ。一歩も動けなかったぜ？」
「だっさ！あんなんでよく海兵になれたな！」
「だから女が海兵になんかなれるわけがねーんだよ。」
悔しい…でも、ここで我慢しなきゃ…
『っ…ぐっ…』
私は竹刀を握り締めながら涙をこらえた
ここで泣いたらもっと馬鹿にされる
「…」
コビー大佐がこっちを見てる
どうせ彼も笑ってるんだろう
そう思った次の瞬間
「…そこの君。こっちに来てくれますか。」
「へ？お、俺ですか？」
さっき私を笑ってた奴を呼んだ
「今度は君が彼女の相手をしてください。」
「は？」『え…？』
何を言ってるんだ？そんなのもっと馬鹿にされるだけじゃないか
『何がしたいんですか…』
私が言うと彼が私に近づいてきて
「大丈夫。今の君なら彼に勝てる。自信を持って。」
何も知らない貴方に私の何が分かるんだ
もうどうにでもなれ！
そう思い、私は涙を拭いて竹刀を握り直した
「はっ、女のお前が俺に勝てるわけねーだろうが。一発で終わらせてやる！」
「では、始め！」
その声と共に相手が私に向かってきた
だが、何故だかそいつの動きがゆっくりに見えた
あれ？こいつこんなに遅かったっけ？
上から振り下げてくる竹刀を避けた
「なっ⁉」
一瞬止まったその隙に私は、さっき見たコビー大佐の技を真似した
確かあの時少ししゃがんでから、下から上に首元にめがけて…
そして、勢いよく入れようとした時
「そこまで！」
あれ？まだ決まってないのに、と相手を見ると
「あ…あぁ…！」
さっきの私のようになっていた
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鈴之宮(プロフ) - Re-08さん» いえ、こちらこそ後半にしか書いてなかったので、勘違いさせてしまいすみません…でも、読んでいただいてありがとうございます！ (2022年8月15日 11時) (
レス) id: 725a7e0bfc (このIDを非表示/違反報告)
Re-08(プロフ) - 鈴之宮さん» あ…すみません！！よくみてなくて…本当にすみません！！ (2022年8月15日 10時) (レス) id: f85186e059 (このIDを非表示/違反報告)
鈴之宮(プロフ) - Re-08さん» 初コメありがとうございます！すごく有難いんですが…こちらのシリーズ作品もう完結しておりまして、リクエストは受け付けてないんです…本当に申し訳ありません！ (2022年8月15日 0時) (レス) id: 725a7e0bfc (このIDを非表示/違反報告)
Re-08(プロフ) - 初コメなのにリクエスト失礼します！！！サボくんとの甘々がみたいです！シチュエーションは何でも大丈夫です！時間があったらで大丈夫ですのでよろしくお願いします！ (2022年8月14日 22時) (レス) id: f85186e059 (このIDを非表示/違反報告)
鈴之宮(プロフ) - 時雨さん» こちらこそありがとうございました。そう言っていただけて良かったです。 (2018年5月16日 17時) (レス) id: 62228e04e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鈴之宮 | 作成日時：2017年10月5日 16時
