「別れよう」と言われたら リク コラソンの場合 ページ49
『別れよう。』
ぽとっ。ボワッ！
私の言葉に驚いたコラソンが誤って手に持っていた煙草を落とした
そして、それが彼の服に引火した
「〜⁉⁉⁉」
『ちょっ、コラソン⁉何やってるのよ！』
私は急いで彼に水を掛けた
バシャン！
ぽた…ぽた…ぽた…
勢いよく頭から水を掛けてやったので、びしょ濡れになった
「…」
彼は濡れた髪をそのままにし、紙に何かを書き始めた
そこにはこう書かれていた
「“なんでだ。”」
『何が？あぁ、思いっきり頭から水かけたこと？』
「“違う。別れようって言ったことだ。”」
『あぁ、そっちか。』
なんでだと聞かれても、ちょっとした暇つぶしに言ってみただけなので、理由も何もない
すると、彼はまた何かを書きだした
「“俺のこと嫌いになったのか？”」
『別に嫌いにはなってないよ。』
「“じゃあ、こうやって喋るのが面倒になったのか？”」
『いや、それもないし。第一、貴方喋れ…あー、なんでもない。』
危ない。危うくバラすところだった
そう思っていると、不意に彼が能力を使った
「“サイレント”…ロイ、はっきり言ってくれ。俺が嫌いなら嫌いと。」
『だから嫌いじゃないって。』
「じゃあなんで別れてなんて言ったんだよ！」
『そんなの冗談だから。』
「…は？じょうだん？」
彼はやっとこれが全て嘘だったことに気づいた
そして、顔を真っ赤にして「嘘かよ…///」と恥ずかしがった
『コラソン、そんなに私のこと好きなんだね。』
「好きだよ…//お前のことになると、冷静になれないんだよ…//」
『ふふっ、ありがとうコラソン。私もこんなに自分のことを想ってくれる貴方が好きよ。』
すると、彼は床に座り込み、私を見上げてこう言った
「じゃあ…キス、してくれよ…//」
いつも大人しい彼がこんなこと言うなんて
『はいはい。』
でも、こんな彼も素敵かも
そんなことを思いながら彼にキスをした
コラソンにやってみた結果
たまにはこういう彼もいいかも
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鈴之宮(プロフ) - 太陽さん» そう言っていただけて嬉しいです！ただ、もうこのシリーズは完結してるので、あるものだけですが、楽しんでいってください！ (1月11日 12時) (
レス) id: 725a7e0bfc (このIDを非表示/違反報告)
太陽(プロフ) - クザンが最高です！！クザン系もっとみたい！ (1月9日 17時) (レス) id: 18ff82607c (このIDを非表示/違反報告)
鈴之宮(プロフ) - 月茜(つきあかね)さん» ご指摘ありがとうございます。訂正しましたので、また何かありましたらご報告お願い致します。 (2019年6月29日 17時) (レス) id: d027c58287 (このIDを非表示/違反報告)
月茜(つきあかね)(プロフ) - 途中ガープ中将がガース中佐になってました (2019年6月29日 12時) (レス) id: 130e356ea3 (このIDを非表示/違反報告)
鈴之宮(プロフ) - 茶々丸さん» 初めまして。読んでいただきありがとうございます。リクエストも有難いです。かしこまりました。遅くなると思いますが、しっかり書かせていただきます。 (2018年12月15日 14時) (レス) id: d027c58287 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鈴之宮 | 作成日時：2018年5月17日 0時
