白ひげと悪夢 かすみ様リク ページ16
『…っ…うぅ…っは！…はぁ…はぁ…』
またか…
私は最近ある悪夢にうなされている
その夢では何故かオヤジが私を置いてどこかへ行ってしまう夢なのだ
追いかけても追いつかない
声をかけようにも声が出ない
そんな夢を毎回見る
正直気分が悪い
勿論オヤジがどこかに行くなんてないと頭では分かっていても、体はそうはいかず…
『…来ちゃった。』
ついオヤジの部屋まで来てしまった
コンコン
今は深夜なので起きてるはずもなく、静かにオヤジの部屋に入った
ベッドに豪快に寝てるオヤジを見て少し安心したが、違う不安が襲ってきた
もしオヤジがこのまま目覚めなかったらどうしよう
不安で仕方がない私は申し訳ない気持ちを持ちつつ、オヤジを起こした
『オヤジ…ねぇ、オヤジっ…』
「…ん…？だれだぁ…？」
『私…ロイだよ…』
そう言うとオヤジはこっちを向いてくれた
「おぉ…ロイか…どうした、こんな時間に。」
『その…悪夢を見ちゃってさ…』
「悪夢…？どんなだ？」
『…オヤジが、私を置いてどっかに行っちゃう夢…』
言った瞬間、その夢を思い出してしまってついオヤジの服を掴んだ
「…そうかぁ。なら、俺と寝るか？」
『え…いいの？』
「グラララッ、かまわねーよ。それに俺と一緒にいれば、どこにも行かねーだろ？」
『っ…うんっ！』
するとオヤジは私が潰れるといけないからと、オヤジの胸の上に乗せてもらった
大きな胸に耳をつけるとオヤジの心臓の音が聞こえた
とても落ち着くその音に加えて、オヤジが軽く私をポンポンと寝かしつけてくれた
「俺はお前らを置いていかねー。だから、安心して寝ろ…」
そう言って、私のおでこにキスをした
『うん…おやすみ…オヤ、ジ…』
そして私は眠りに落ちた
その後見た夢はオヤジが私の隣で笑っている夢だった
__________________________________________
「オヤジ、そろそろ起きるじか…」
「どうしたマルコ？」
「…ふっ。いや、これは起こせねーなと思ってよい。」
「ん？…あぁ。ははっ、これは確かに起こせねーな。」
「ったく、どんな夢を見てるんだか。」
「まぁ、楽しいことには違いねーな。」
翌朝マルコ達が見たのはロイとオヤジが幸せそうな顔で寝ている姿だった
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鈴之宮(プロフ) - 太陽さん» そう言っていただけて嬉しいです！ただ、もうこのシリーズは完結してるので、あるものだけですが、楽しんでいってください！ (1月11日 12時) (
レス) id: 725a7e0bfc (このIDを非表示/違反報告)
太陽(プロフ) - クザンが最高です！！クザン系もっとみたい！ (1月9日 17時) (レス) id: 18ff82607c (このIDを非表示/違反報告)
鈴之宮(プロフ) - 月茜(つきあかね)さん» ご指摘ありがとうございます。訂正しましたので、また何かありましたらご報告お願い致します。 (2019年6月29日 17時) (レス) id: d027c58287 (このIDを非表示/違反報告)
月茜(つきあかね)(プロフ) - 途中ガープ中将がガース中佐になってました (2019年6月29日 12時) (レス) id: 130e356ea3 (このIDを非表示/違反報告)
鈴之宮(プロフ) - 茶々丸さん» 初めまして。読んでいただきありがとうございます。リクエストも有難いです。かしこまりました。遅くなると思いますが、しっかり書かせていただきます。 (2018年12月15日 14時) (レス) id: d027c58287 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鈴之宮 | 作成日時：2018年5月17日 0時
