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瑞「待って何で俺先頭なんだよ」

橋「怖いの?」

A「ビビり」

瑞「違ぇよ!」

作「静かに!」

優「作ちゃんも声でかいよ」

猪「とっとと行ってとっとと寝ようぜ」









暗闇の中、レイアの家から勝手に取った懐中電灯を頼りに進む。

先頭を歩かされている瑞稀は不満そうだが、怖さより眠気が勝ったのか言い争いが激しくなることはなかった。

先程の窓の近く、入り口の裏側に回ってみると、ザクザクという音が大きくなる。

恐怖で肩を竦めるメンバーだったが、瑞稀から懐中電灯を取った橋本が音のする方へ光を向けた。

すると…









優「ゆ、幽霊!?」

「勝手に殺すな!」









光を当てられ眩しそうに顔を背けたその人物。

その男を、メンバーはさっきも目撃していた。

その人物は、









作「村長さん?」

「何してんだお前ら!」

猪「こっちのセリフですけど」









レイアの父でありこの村の長・ハジメだった。

慌ててスコップを持っていた手を止めて、生徒会メンバーをその場から離れさせようとする。

だが彼らも育ち盛りの高校生。

そう簡単に追い返される訳はなかった。









瑞「何してんすか?こんな夜中に」

「関係ないだろう」

A「答えられないことなんですか?」

「自分の庭で何しようと私の勝手だ。部外者に話す筋合いはない」

橋「部外者部外者って、俺らは…」

「どうせお前らみたいなガキはすぐに殺されるんだからな」

優「…は?」









“ガキはすぐに殺される”

それを言ったハジメはやばいと言うように口を抑えると、中に戻れと6人に圧をかける。

やはり只者ではないことを察した6人は、大人しく家の中に戻ることにした。









優「殺される…って?」

猪「トレジャーハントと関係あんのかな」

A「ただの伝統じゃなさそうね」

作「殺し合い…ってこと?」

瑞「面白いだけじゃ済まなそうだな」

橋「でもまぁ、興味深いね」









明日から始まるトレジャーハント。

夜が明けるとそれは始まる。

そしてそれと同時に、醜くも哀しい事件が起こることを、








________まだ6人は知らなかった。









Chapter3:ついに始まる伝統と事件→←・



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まれぴゅま(プロフ) - 春美さん» 全然大丈夫なので謝らないでください!笑 いつも読んでくださりありがとうございます(^^) (2020年5月15日 3時) (レス) id: 17a30211a5 (このIDを非表示/違反報告)
まれぴゅま(プロフ) - グレートプシーキャットさん» ありがとうございます!ぜひお付き合い下さい(^^) (2020年5月15日 3時) (レス) id: 17a30211a5 (このIDを非表示/違反報告)
春美(プロフ) - 誤タップで1番左側の星押しちゃいました、すみません。いつも楽しく読ませていただいています。すみません (2020年5月14日 21時) (レス) id: 43b9eceb48 (このIDを非表示/違反報告)
グレートプシーキャット(プロフ) - SPの通知が来たときめちゃくちゃびっくりしました。これからも更新頑張ってください! (2020年4月24日 0時) (レス) id: 69b2b991f5 (このIDを非表示/違反報告)
まれぴゅま(プロフ) - りゆさん» ありがとうございます!よろしくお願いします(^^) (2020年4月23日 17時) (レス) id: 17a30211a5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まれぴゅま | 作成日時:2020年4月22日 14時

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