トラブル募集中。IV

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浮「あれ、俺もう解放されるの？」

猪「Mかよ」

浮「いや違うけどー、てっきり撃たれるのかと思った」

橋「お望みなら？」

浮「はは、やめてー？」









銃を下ろして浮所の前に並ぶ生徒会メンバー。

那須と嶺亜もそこに並ぶが、それでも浮所は笑っていた。









瑞「那須と嶺亜はどうしたい？」

嶺「ん？俺は那須に任せるよ？」

那「お、俺ですか？」

嶺「だって俺ほとんど何もされてないし？」









知らない男に睡眠薬嗅がされたけど？と浮所の方を見る嶺亜。

彼もなかなかの強者だ。









那「俺…は、もう浮所がみんなに関わらなければそれで」

浮「はは、いらない優しさどーも」

瑞「ちょっと黙ってろ撃つぞ」

浮「わぁ怖い」

那「渡米でもしてくれる？」

浮「んーいいよ別に」

猪「ちょっと待て」









一件落着、といこうとしたところで猪狩がそれを止める。

何？と猪狩を見る一同だったが、猪狩は作間の背中を押して浮所の前に突き出した。









猪「謝れ」

浮「え？」

猪「作間に謝れ。今この場で」

作「い、いいよ別に」

猪「よくねぇだろ。利用したって言われたままでいいのかよ」

作「よくはないけど…」

浮「はは、ごめんね作ちゃん。でも結構楽しかったよ」

作「……俺も割と楽しかった」

A「じゃあついでに雄登にも」

那「お、俺がついで側？」

嶺「あ、じゃあ俺にもー」

浮「ごめんねー2人とも」









本当にごめんだなんてさらさら思ってなさそうな態度の浮所に不服そうな猪狩だが、コイツに何を言っても無駄だと思ったのか、もう何も言わなくなった。

こうして、少し納得いかない部分もあるまま生徒会最後の事件は幕を下ろしたのだった。









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