トラブル募集中。IV

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作「よくそこから仲良くなれたね」

瑞「成り行き成り行き」

A「ほぼ親絡み」

橋「優斗良い奴だったしね」

優「特に何かあったわけでもないよな〜」

猪「ま、俺の時もそんな感じだったよ」









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優斗と瑞稀達の出会いから早1年、瑞稀と橋本は中等部へと進学していた。

初等部に1人取り残されたAだったが、とあるクラスメイトと仲良くなった為特に心配はなかったようだ。

その“とあるクラスメイト”の正体は大体想像出来ていると思うが、その話はまた後で。

一旦は瑞稀の話をすることとしよう。









瑞「あーーーもう！」

A「大きい声出さないで」

瑞「生徒会入ってねぇからそんなこと言えんだよ！」

橋「会長さんにコキ使われてるみたい」

瑞「瑞稀〜、これもやっといてな〜、じゃねぇんだよあの関西弁野郎！」

優「ボロクソじゃん」









当時の中等部生徒会長は、関西から突如やってきた台風の目のような存在。

高等部でも生徒会長を務めており、その人物から優斗へと引き継がれたのだ。

人遣いは荒いしアホっぽいが成績も良く仕事は出来た為、優斗の出来の悪さに教員達は頭を抱えている。

ここまで言えば前会長の予想は出来ただろう。

おそらく皆さんが頭に浮かべているであろう人物だ。









優「何で瑞稀くん生徒会選挙受けたの？」

瑞「学年1位は半強制で立候補しなきゃいけねぇんだよ！！」

橋「瑞稀結構キレてたよね〜」

瑞「Aも来年やるんだからな！」

A「性に合わないから嫌よ」









まぁこの翌年案の定選挙を受け生徒会入りしたAだったが。

中等部の生徒会は高等部に比べてだいぶ縛られているので、中等部生徒会経験者の瑞稀、A、猪狩曰く、“懲役3年の監獄”だったらしい。









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