トラブル募集中。IV

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瑞「埒が明かねぇな」

橋「優斗、心当たりとかないの？」

優「心当たり…ね、」









顎に手を当ててん〜、と考える優斗。

会長がいつ戻ってくるか分からない、尚且つ提出期限が迫っている為早く見つける他なかった。

しばらく考えた後、あ！と声を出し目を開いた。









優「ガリさんにお願いした！」

猪「え…そうだっけ？」

瑞「お前仕事を後輩に回すなよ…」

優「ご、ごめんごめん…」

A「じゃあ蒼弥のデスクを探せばいいんじゃない？」

橋「行くか、中等部」

瑞「俺あそこ嫌いなんだよ…」

那「もー、優斗くんも馬鹿だなぁ」









揃って中等部の校舎に向かう6人。

中等部生徒会室に入ると、中では檜山と織山が作業をしていた。









檜「終わったんですかー？ってあれ、」

織「どうしたんですか？そんなゾロゾロと」

猪「んーまぁちょっと、」

A「早く探して！」

猪「わ、分かってるよ…」









優斗に頼まれた仕事をすっかり忘れていた猪狩もまた同罪。

Aに叱られながらも机の中を漁る猪狩だったが、資料が見つかる様子はなかった。









猪「…あれ？なぁ織山、資料知らね？高等部の」

織「猪狩くんが仕事してるとこ僕見たことないですよ」

優「ちょっとガリさん！？」

瑞「まさかなくしたとかないよな…」

猪「そんな訳ないじゃん！」

橋「ちゃんと考えて！」

猪「え〜…えっと…」









必死に頭を働かせて考える猪狩。

あ！と閃くと、猪狩は那須を指さした。









猪「経費の資料だったから那須に渡したわ」

那「お、俺！？」

A「雄登…」









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