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那「大変だったね、詩月さん？」
次の日、Aが登校してくると教室にいた那須に話しかけられる。
生憎、この教室にはまだ那須とAしかいない。
はぁ、とため息をついて無視をするとケラケラと笑いながら近づいてきた。
那「無視？酷いなぁ」
A「大変だったなんて思ってないでしょ」
那「思ってるよー。いやぁ、さっすが生徒会」
A「探偵ごっことか言ってたのはどこの誰かしら？」
那「誰だっけ？」
相変わらず、目の奥だけが黒い那須が口角を上げる。
昔はこんなんじゃなかったのに、高等部になってからまともに話せなくなってしまった。
A「関谷先輩、今回の犯行は誰かに唆されたみたいよ」
那「…へぇ？」
A「ロッカーに手紙が入ってたって。匿名だったらしいけど、誰かしらね」
那「俺に言われても？」
A「…そう」
意味ありげな言葉を放ってから笑ったAは、居心地が悪いのか生徒会室へと向かっていった。
すると那須は窓に近づいてシャッとカーテンを開ける。
ベランダには壁に寄りかかって座る浮所の姿があった。
那「やるならもっと上手くなれば？」
浮「へへ、バレたか」
那「俺達の会話盗み聞きしてどうすんの？」
浮「いや？2人に何があったのかなって気になってただけ」
那「別に何もねぇよ」
浮「はは、うっそだー！」
無邪気に笑う浮所をこれでもかという程睨みつける。
普段ポーカーフェイスを貫く那須のこんな表情は見たことがない。
浮「誰だろうねぇ？黒幕さん」
那「………さぁ？見当もつかないよ」
また、不穏な空気が流れた。
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File5:一匹狼の優しい素顔「僕、もっと強くなりたい」→←･
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まれぴゅま(プロフ) - るーさん» 3 4 6はそちらの作品を引用させて頂いてます！ (2020年4月26日 22時) (
レス) id: 17a30211a5 (このIDを非表示/違反報告)
るー(プロフ) - コメント失礼します。このお話に出てくるトリックってナゾトキ姫は名探偵のやつですかね！？まさか好きな漫画のトリックがこのメンバーで繰り出されると思わなくってすごく嬉しかったです！他のトラブルもすごく面白くってワクワクしてました。これからも応援してます！ (2020年4月26日 16時) (レス) id: 88a8186e1a (このIDを非表示/違反報告)
まれぴゅま(プロフ) - aiさん» わ、嬉しい！！ありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2020年1月14日 1時) (レス) id: 4d2e6b700d (このIDを非表示/違反報告)
ai(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいてます…！まれぴゅまさんの書くお話大好きです！これからも頑張ってください！！ (2019年12月17日 22時) (レス) id: ceec3d79fd (このIDを非表示/違反報告)
まれぴゅま(プロフ) - 匿名さん» ありがとうございます~~~(^^)これからもよろしくお願いします！ (2019年12月2日 7時) (レス) id: 4d2e6b700d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まれぴゅま
| 作成日時：2019年11月14日 22時
