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「お…俺がやったって証拠でもあるのか！？」
橋「貴方はAが風呂場へ向かう時、一目散に手を貸しましたよね？」
「そ、それが何か？」
橋「どうしてAが足を捻ったことを知っていたんですか？」
「はぁ？そんなの見てれば…」
橋「あの時Aはずっと座っていました。足を捻ったかなんて、歩かせてみないと分かりません。事実、俺らだって分からなかった」
A「それに、私と颯太が婚約者だという話も、私達は他の誰にも話していない」
瑞「ポンプ室から水道管で声を送れるということは向こうの声も聞こえるということ。貴方は内村の部屋の蛇口を通して2人の話を聞いていた」
A「だから足を捻ったことも婚約の話も全部知っていたんです」
橋本、瑞稀、Aが畳み掛けるようにそう言うと、中野はガクリと崩れ落ちた。
内「中野さん…何で…」
「ククク…この島に眠る海賊の財宝だよ！」
優「財宝？」
「財宝の噂を聞いたはいいが、アンタらが住み着いちまってて離れねぇ！コックとして潜り込んだはいいが屋敷から出ていかないお坊ちゃま達が邪魔でね。不気味な声で脅かしても全然出て行かねぇ！そこにコイツらが来た。チャンスだと思ったんだ。徹底的に怖がらせれば、コイツらが島から出て行く時に一緒に出て行くと思ったんだよ。なぁお坊ちゃま、アンタ金持ちなんだろ？財宝くらい俺にくれてやってもいいじゃねぇか、なぁ！」
反省の色なんて一切見せずにケラケラ笑っている中野。
そんな中野の頬を、橋本と作間が両方から殴った。
橋「ふざけたこと言ってんじゃねぇよ」
作「どんな大金持ちでも、貴方なんかに恵むものなんてありません」
猪「ハッ、残念だったなぁコックさん。この島に財宝なんて一銭もねぇんだよ！」
ニヤリと笑ってそう言う猪狩。
中野や内村家の面々も、は…？と目を丸くした。
猪「悪霊の噂のせいでなかなかこの島が売れねぇから、親父が財宝の噂を流して上書きしたんだよ。ま、詐欺スレスレの商法だな」
瑞「ふん、残念だったなぁ？アンタがこの嵐の中体を張ったこともこれまでの時間もぜーんぶ無駄だったってことだよ」
「そ、そんな……」
完全に脱力したかのように前に崩れる中野。
こうして、海賊の亡霊事件は幕を閉じたのだった。
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まれぴゅま(プロフ) - なしゅめぐさん» そうです！作者がナゾトキ姫世代(？)なので！笑 私もこのお話が1番好きです(^^) (2019年11月12日 22時) (
レス) id: 4d2e6b700d (このIDを非表示/違反報告)
なしゅめぐ(プロフ) - File4のお話って、｢謎解き姫は名探偵｣にあるお話ですよね？(なんか、間違ってたらすいません！！)このお話、とても好きなお話なんで楽しく読ませて貰ってます！更新頑張ってください！ (2019年11月12日 22時) (レス) id: e489d21b17 (このIDを非表示/違反報告)
まれぴゅま(プロフ) - 京川歌恋さん» 楽しみにしていてください(^^) (2019年11月10日 13時) (レス) id: 4d2e6b700d (このIDを非表示/違反報告)
京川歌恋 - 返信ありがとうございます。うきなすの謎キャラ楽しみにしてます！ (2019年11月6日 21時) (レス) id: 9af56d7aaf (このIDを非表示/違反報告)
京川歌恋 - 返信ありがとうございます！うきなす謎キャラ楽しみにしてます！ (2019年11月6日 21時) (レス) id: 9af56d7aaf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まれぴゅま
| 作成日時：2019年10月16日 18時
