･ ページ15
･
A「…優斗の馬鹿」
優「何で俺だけ！」
橋「はは、お疲れ」
A「涼もよ！」
今野が帰った後の生徒会室。
そこには、項垂れる作間とAの姿があった。
優斗が名付けたダサいネーミングの作戦は、進行しなければいけないようで。
生まれて16年、優等生だった彼らにとっては一生の汚点になるであろう作戦だった。
橋「もー、引き受けたものは仕方ないでしょ。作戦考えようよ」
優「カンニングするのが手っ取り早いんだけどな」
作「退学にでもなったらどうするの」
A「そもそも免除試験受ける人全員馬鹿なんだから誰の見ても意味ないでしょ」
橋「確かになぁ。んー、」
優「先生教えてくんねぇかなぁ」
ポロッと願望を言った優斗。
すると、橋本とAがそれに「いいじゃん！」と反応した。
優斗と作間は、訳が分からなそうに見つめる。
橋「学園の誇る優等生がいるじゃん、2人も」
A「……え、私？」
作「俺も？」
橋「作ちゃんとA以外他に誰がいるの？」
お前が行けと言わんばかりにAと作間の肩を組む橋本。
貰い事故にも程がある2人は、はぁとため息をついた。
すると、ガチャリとドアが開いて誰かが入ってくる。
優「ん？こんぴーどうしたの……って、」
瑞「こんぴー？」
猪「何、こんぴーって」
仕事を終えたらしい瑞稀と、用事があると帰ったはずの猪狩だった。
馬鹿、と口パクで橋本が言うと、慌ててAが瑞稀達の元へ向かう。
A「さっき今野先輩が来たの。軽音部の活動申請で」
瑞「活動申請？」
A「校内ライブがしたいそうよ。まだ分からないって答えておいたけど」
瑞「ふーん、いいんじゃない？許可しても」
猪「うん、俺もライブ見たい」
A「私も。それより、蒼弥今日は予定あるんじゃなかったの？」
猪「ああ、早く終わったし、みんなまだいるかなと思って。家にいても居心地悪いし」
A「へぇ、そうなの。瑞稀も仕事お疲れ様」
瑞「ほんとだよなー、会長が仕事しねぇから」
優「…お、おう、ありがとう」
瑞「なんか威勢悪くね？」
Aの口からポンポン出る嘘に唖然とする3人。
橋本が「校内ライブって、」と言うと、「口裏合わせておいてね」と耳打ちしてきた。
相変わらず、紅一点は小悪魔だ。
･
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1176人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まれぴゅま(プロフ) - なしゅめぐさん» そうです！作者がナゾトキ姫世代(？)なので！笑 私もこのお話が1番好きです(^^) (2019年11月12日 22時) (
レス) id: 4d2e6b700d (このIDを非表示/違反報告)
なしゅめぐ(プロフ) - File4のお話って、｢謎解き姫は名探偵｣にあるお話ですよね？(なんか、間違ってたらすいません！！)このお話、とても好きなお話なんで楽しく読ませて貰ってます！更新頑張ってください！ (2019年11月12日 22時) (レス) id: e489d21b17 (このIDを非表示/違反報告)
まれぴゅま(プロフ) - 京川歌恋さん» 楽しみにしていてください(^^) (2019年11月10日 13時) (レス) id: 4d2e6b700d (このIDを非表示/違反報告)
京川歌恋 - 返信ありがとうございます。うきなすの謎キャラ楽しみにしてます！ (2019年11月6日 21時) (レス) id: 9af56d7aaf (このIDを非表示/違反報告)
京川歌恋 - 返信ありがとうございます！うきなす謎キャラ楽しみにしてます！ (2019年11月6日 21時) (レス) id: 9af56d7aaf (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まれぴゅま
| 作成日時：2019年10月16日 18時
