Part2 〔ハリーポッター〕年上に好かれる体質で得すること？？んなもんないわっ！〔愛され〕

安息の地 ページ28

やあ、みんな！Aちゃんだよ☆
突然だけど、皆さんにクイズです！
私は今◯○○○ー○先生に追いかけられています。
さて、この○に入る言葉はなんでしょーか！！
正解はー？？
ロックハート先生でしたー！！
当たってたかなー？？

…なにこれデジャブ？？？

「Ms狩谷！！今日こそ私の部屋に来てもらいますよ！」ここ２、３日こんな感じで叫ばれながら追いかけ回されている私。いや、確かにテスト？を白紙で出した私が悪いけど、隙あらば追いかけて来て！走る系苦手な私が未だに捕まってないの誰か褒めて！！
最近では仲のいい子達や先生、たまに知らない人も匿ってくれたり「あっちにいたよー」なんて情報をくれる。なんてありがたい…

「スネイプ先生匿ってくださいいいい！！」

地下牢の扉を勢いよく開けて閉め丁度薬を作っていたスネイプ先生にかけよる。
先生は「またか…」と渋い顔をしつつ、自身のマントを広げてくれるので私はいそいそと先生とマントの間に失礼する。最初こそ恥があったが、彼はスネイプ先生には近寄って来ないのでここで匿ってもらう際にはいつも先生の背とマントに挟まらせてもらっている…

最早ここは私の安息の地と言っても過言ではない…

「失礼、スネイプ先生。ここにMs狩谷が来ませんでしたか？」
息を切らしたロックハート先生が入ってきた

「さあ？来てないですな」
知らん顔で鍋をかき混ぜる先生に少しどもった声で礼を言った彼は部屋を出て行った。

「毎回毎回すみません先生、ありがとうございました」
「お前は変な物に好かれるな、巻き込まれる我輩の身にもなってほしいものだ」と先生フンっと鼻を鳴らした。

おっしゃる通りで…あのバラの件に関してはクィレル先生が私を操りやすいようにするために送って来たものだと本人とスネイプ先生に聴き大変な物を渡してしまったと謝り倒したのはいい思い出だ…

「で？匿った礼はいつしてくれるのですかな？」

薬を混ぜていたはずの先生の手はいつの間にか私の腰にあり、距離がより縮まって薬草のいい匂いが…って違う！！私さっきまで廊下を延々と全力疾走してたんですけど！これ以上私の心臓に負担をかけて、この人私を殺す気かっ！

「…薬草庫の整理3日でどうでしょう」

色気の暴力に為す術もなく絞り出した答えに先生はため息をついて私を解放した。

「冗談だ…次も授業だろう。早く行け」

なんなんだ…この先生たまにこういうとこあるよね
なんなんだ一体…まあかっこいいから許す

終わり ログインすれば
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