検索窓
今日:29 hit、昨日:17 hit、合計:83,773 hit

蛇系男子(日記)にロックオンされる ページ21

うおおお…
キラキラの笑顔でジニーちゃんが差し出したのは
禍々しいオーラを放つ黒い手帳だ。

「あのね!これ日記なんだけどただの日記じゃないの!」

見ててね!と鉛筆でササッとなにかを書いてそのページを私に見せた。
"リドル、前に言ってた人を紹介するわ!"
その下に文字が浮かぶ。
"本当かい?それは楽しみだ”

鉛筆と手帳を私に手渡す。
突っぱねたいがジニーちゃんの素晴らしい笑顔を見ると残念ながらそうもいかない。
まあ、少しだけならと観念して手帳に文字を書く。

”はじめまして、A・狩谷です"
そう書くとすぐに返事が来た。
"はじめまして、Ms.狩谷。僕はトム・リドルです。”

私はこの手帳に対する黒い感想を表に出さないように笑顔でジニーちゃんに返した。

「すごいね、魔法の日記だ」

でしょ!?とさらに顔を明るくさせる。ジニーちゃんは手帳に視線を落とし、一瞬目を瞬かせすぐに笑顔になって手帳から数ページちぎった。

「じっ、ジニー!?なにやって…」

ジニーちゃんはあろう事かそのページを私に渡した。

「リドルがね!日記の紙を何枚かAにあげてほしいって!」

なんてこった…やばい、ロックオンされちまった…
私は紙とジニーちゃんを交互に見る。
嬉しそうなジニーちゃんを前に断るのもキツい
まあ、ジニーちゃんには悪いが紙はあとからこっそり処分させてもらおう。

「ありがとう、ジニーもうそろそろつく頃だから制服に着替えようか」

私がそういうとジニーちゃんは元気よく返事をして手帳を鞄にしまい制服をとりだした。
私も紙をカバンにしまって制服をだす。

列車がホグワーツに着き私はジニーちゃんにまた後でねと言って別れた。

『…あんた、厄介なもん連れてきたわね』

猫の姿のセーレを抱っこしていると耳元で呆れたように言う。

「…私だってもらいたくなかったよ…」
2人してちいさくため息をつく。

蛇系男子(記憶)とご対面→←はじめての後輩ちゃん



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (329 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
689人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

貴様、見ているな。(プロフ) - 続きがみたああああいいい!! (11月26日 19時) (レス) @page28 id: 57e2ed73b5 (このIDを非表示/違反報告)
狐海(プロフ) - 続きを…続きを…!!! (2023年3月23日 0時) (レス) id: ce22822f8d (このIDを非表示/違反報告)
アリス - お願いです...続きを下さい (2023年3月8日 21時) (レス) @page28 id: c51e15e334 (このIDを非表示/違反報告)
ふが猫 - ネックレスのS.Sはまさか…。 (2023年1月27日 14時) (レス) @page9 id: c91663ae51 (このIDを非表示/違反報告)
カケオレ - 一気読みしてしまいました!そしてこれで終わりなのでしょうか?続きがあるのならば、読みたいです! (2022年8月16日 10時) (レス) @page28 id: 661d0ebc5d (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:シキ | 作成日時:2018年8月8日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。