大人団子1人前 ページ19
「「おや?Aじゃないか?」」
声をかけれ、ハッと立ちどまる
「フレッド!ジョージ!」
飛びつく私を笑顔で受け止めてくれた彼らは揃って不思議そうな顔をした。
「どうしてそんな急いでたんだ?」
フレッドの質問に私はかくかくしかじかと事情を説明する。
そうすると2人はまた揃って苦笑いを浮かべた。
「「こっちにも聞こえた(笑)災難だったなぁ」」
まあ、特徴が当てはまっているからと言って私という確信はないので早とちりだったらマジで恥ずかしい…(笑)
「お、でももうターゲットを変えたみたいだぜ?」
ジョージの言葉で彼が見る方向を見るとハリーが前に引っ張り出された所だった
お疲れ様です…
その後しばらく2人と話していると、公演が終わったのか中がちょっとザワザワしだした。
そしてそれとほぼ同時に中から、ドッタンバッタン大騒ぎな音が聞こえて来た。
なんだなんだ獣耳の可愛い女の子がいるんか??
と思いながら3人で見に行くと残念違った…
そこにいるのは獣耳の可愛い女の子ではなく団子になって喧嘩してる大人2人だった。大人団子1人前ってとこかな、全く食欲分からないけど
傍にはドラコ、ハリーそしてジニーちゃんだ3人とも困った顔をしている。
まったく…いい大人が子供の前でなにやってんだ
じっと見ていると、どちらかが投げた本がスコーンと私の額にぶつかってきた、しかも角だ。
「A…!?大丈夫か?」
本の軌道を目で追っていて私に気づいたであろうドラコが声をかけてくれた。
「大丈夫、まかせて」
私は団子になってる2人に近づいて思いっきり自身の手を2、3回叩いた。
結構な大音量に2人が動きを止めこちらを見る。
「大の大人が子供の前でなにやってんですか、しかも他人の迷惑ですケンカならよそでやってください」
そう言うとルシウスさんは私に「すまなかった…」と告げ、ドラコを連れて店を出た。
「すまなかった…私も周りが見えなくなっていた…その傷は…」
次にアーサーさんが立ち上がり謝ってくれた
「いえ、大丈夫です(笑)こちらこそ生意気に出しゃばってしまい申し訳ありませんでした」
そういうとホッと笑って
「私はアーサー・ウィーズリー。君は?」
「私は…「「パパ!この子がAだよ!!」」」
私が答えるより先にいつの間にか後ろに来て私の肩に手を回した双子が答えた。
それを聞いたアーサーさんは私の手を握りぶんぶんと振った。
双子よ…一体どんな話をしたんだ…
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貴様、見ているな。(プロフ) - 続きがみたああああいいい!! (11月26日 19時) (レス) @page28 id: 57e2ed73b5 (このIDを非表示/違反報告)
狐海(プロフ) - 続きを…続きを…!!! (2023年3月23日 0時) (レス) id: ce22822f8d (このIDを非表示/違反報告)
アリス - お願いです...続きを下さい (2023年3月8日 21時) (レス) @page28 id: c51e15e334 (このIDを非表示/違反報告)
ふが猫 - ネックレスのS.Sはまさか…。 (2023年1月27日 14時) (レス) @page9 id: c91663ae51 (このIDを非表示/違反報告)
カケオレ - 一気読みしてしまいました!そしてこれで終わりなのでしょうか?続きがあるのならば、読みたいです! (2022年8月16日 10時) (レス) @page28 id: 661d0ebc5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シキ | 作成日時:2018年8月8日 17時