私の望むもの ページ11
スネイプ先生の部屋から脱走してきた私は1人廊下を歩いていた。
『おお！？夜遅くに誰かと思えばAじゃないかー！？』
声に振り向くと後ろにはピーブスがふよふよとこちらを見ながらニヤニヤしていた。
「おっ、ピーブス久しぶりだね。メリークリスマス」
そう言うとピーブスもメリークリスマスと返してくれた。
『そういえばさっきお前と同じ1年生が図書館から出ていってあそこの部屋に入っていったぞ姿は見えなかったけどあれは1年だな…
男爵と仲のいいAだから、大目に見てやるけど
そいつが姿を見せたら大きな声で叫んでやるんだ』
笑みをさらに深めピーブスは言った。
そんな彼に私は苦笑い
「そっか、姿が見えないんじゃ仕方ないね…
じゃあ、私はベットにもどるよ。またね、おやすみ」
『ああ、おやすみ。良い夢を』
そう言って、ピーブスは闇に消えた。
さて、さっきピーブスが言ってたのはハリーのことだ。
私はピーブスが言った部屋に入った。
そこには案の定鏡の前に呆然と立ち尽くしたハリーの姿があった。
「ハリー？こんなとこでなにやってるの？」
「A！？どうして…」
「ちょっとね、それよりこの鏡は？」
鏡のことを聞くとハリーはパッと顔を明るくさせ私の手を取った。
「Aも見て！僕の父さんと母さんが見えるんだ！」
鏡の前にたたされた私は鏡の中の私と目が合った。
ああ…そっか、私の望みは…
「ねっ？見えたでしょう？」
「ハリー、私には君のお父さんとお母さんは見えないよ」
えっ、とハリーが困った顔をして私と鏡を交互に見る。
「ハリー、現実は確かに辛いけど。目を逸らしちゃダメだよ？これは、見せてはくれてくれるけど与えてはくれない」
頭にはてなマークを浮かべるハリー。まあわたしが言わなくても後々ダンブルドア先生が鏡について教えてくれるだろう。
「いずれ分かるよ。じゃあ、私は行くから早く寮にもどりなよ？」
あ、ピーブスには気をつけてね。そう言って私は部屋をでた。
歩きながら私は自分の望みについて考えてみた。あの鏡に私がうつったのは一瞬
それは、元の世界に帰ることを望んでいるのか…
この世界からも元の世界からも姿を消すことを望んでいるのか…
分からない…正直自分のことがなによりもわからないと思う。
まあ、今すべき事はクィレル先生を死なせずに1年を終えること。
頑張ろ(笑)
そうこうしているうちに寮に着いたので、合言葉を言って自室に向かい、ベットにダイブして目を閉じた。
そろそろタイトルのボキャブラリーというか。ネタが無くなってきたねー…てか、他キャラ視点で番外編とか作りたい…←タイトルじゃないな、ごめんなさい…→←久しぶりのスネイプ先生ー！！初対面のこと…？はて？なんのことやら…(((ﾟωﾟ)))
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貴様、見ているな。(プロフ) - 続きがみたああああいいい！！ (11月26日 19時) (
レス) @page28 id: 57e2ed73b5 (このIDを非表示/違反報告)
狐海(プロフ) - 続きを…続きを…！！！ (2023年3月23日 0時) (レス) id: ce22822f8d (このIDを非表示/違反報告)
アリス - お願いです...続きを下さい (2023年3月8日 21時) (レス) @page28 id: c51e15e334 (このIDを非表示/違反報告)
ふが猫 - ネックレスのS.Sはまさか…。 (2023年1月27日 14時) (レス) @page9 id: c91663ae51 (このIDを非表示/違反報告)
カケオレ - 一気読みしてしまいました！そしてこれで終わりなのでしょうか？続きがあるのならば、読みたいです！ (2022年8月16日 10時) (レス) @page28 id: 661d0ebc5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シキ | 作成日時：2018年8月8日 17時
