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今日は将暉もあたしもお休み
久しぶりに休みがかぶりとても嬉しい
「A今日どないする?
久しぶりにオフかぶったしどっか行くか?」
『えっ!?デートしてくれんの!?』
「言うてもずっと外にはおれんからな」
『全然いい!!わぁー久しぶりのデートや
何着てこー!!そうやこの前将暉が買うてくれた服着よう♪ 』
あたしたちはまともに外でデートをしたことがない
もちろんそれは将暉のことを考えて
将暉は付き合っていることを公表したい気持ちはあるが、あたしが一般人ということもあり
勝手な詮索や、嫌がらせがあたしにまで及んでしまったらと心配してくれている
だからちゃんとケジメをつけるまでは
二人の秘密にしようと約束した
それからは外で会うことや、デート、もちろん手を繋いで歩くこともない
でも今日は少しだけでもデートが出来る
あたしはルンルンでメイクをし、将暉に買ってもらった服を着た
『どう?似合う?』
「お!ええやん!
やっぱ俺、センスの塊やな」
『うわ、自分で言うなや』
「ええやん、ほんまのことやろ」
そう言ってニヤリと笑う将暉
『否定できひんから悔しいわ』
「Aちゃん、センスは才能やからな」
『腹立つな〜
あたしにもセンスの神様降りて来うへんかな〜』
「そんな神様おるか!!」
そう言いながらあたしの頭を軽くこずく
あたしは将暉の後ろでぶーぶー文句を言いながら
家を二人で出た
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作者名:atsu | 作成日時:2019年8月18日 9時