62話 ページ24
Aside
折「太宰さん……その、すみません」
芥川君が獄舎から出ていった後、私は太宰さんに頭を下げていた
折「芥川君の……殴ってたやつ、止められなくて」
“これ”に関しては謝んないとね
太「何だそんな事?別に良いよ。捕まったのだって″態と″だしね」
折「......ですが...」
太「?何だい?」
折「貴方は芥川君のこと本当に分かってるんでしょうか?」
太「...どういう事だい?」
折「そのままの意味ですよ。私は芥川君がどんなだったか知ってます。貴方の部下だったってことも...ですが今の芥川君は貴方に分かりますか?」
太「嗚呼...勿論さ。でも、Aちゃん...何で芥川君を庇うんだい?」
それは...
折「...何ででしょうね...似ていたから、かもしれません」
太「?似ていたってd折「さて、この話は終わりです!」...分かったよ」
太(Aちゃんの言葉が気になるけど...予想通りなら今頃彼方も……)
太「………頃合いかな」
コツと革靴の音と、聞き覚えのある声が響いた
「相変わらず悪巧みがァ太宰!」
もしかしてこの声は...
中「こりゃ最高の眺めだ。百億の名画にも優るぜ」
【マフィア幹部 中原中也__
能力名 『汚れつちまつた悲しみに』】
やっぱ中也さんか!!
折「あ、中也さん!!さっきぶりです!」
太「最悪。うわっ最悪」
中「あ″っ!手前此処にいたのか!」
私を指差し“何なんだよあの異能は!”とか“探してたんだぞ!”とか言ってるけど知らなーい
中「まぁいい。手前は後回しだ。それより太宰。良い反応してくれるじゃないか。嬉しくて縊り殺したくなる」
太「わぁ黒くてちっちゃい人がなんか喋ってる」
ポキパキと手を鳴らし、いかにも険悪邪悪なムードにしてるが、太宰さんの発言を前にしては、そんなムードも手打ちである
めっちゃ仲良いやん←
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作者名:クラスペディア | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/my.php?mailchkd=1
作成日時:2019年4月14日 22時