検索窓
今日:1 hit、昨日:5 hit、合計:38,569 hit

62話 ページ24

Aside




折「太宰さん……その、すみません」





芥川君が獄舎から出ていった後、私は太宰さんに頭を下げていた




折「芥川君の……殴ってたやつ、止められなくて」





“これ”に関しては謝んないとね





太「何だそんな事?別に良いよ。捕まったのだって″態と″だしね」





折「......ですが...」





太「?何だい?」





折「貴方は芥川君のこと本当に分かってるんでしょうか?」





太「...どういう事だい?」





折「そのままの意味ですよ。私は芥川君がどんなだったか知ってます。貴方の部下だったってことも...ですが今の芥川君は貴方に分かりますか?」





太「嗚呼...勿論さ。でも、Aちゃん...何で芥川君を庇うんだい?」





それは...






折「...何ででしょうね...似ていたから、かもしれません」





太「?似ていたってd折「さて、この話は終わりです!」...分かったよ」





太(Aちゃんの言葉が気になるけど...予想通りなら今頃彼方も……)





太「………頃合いかな」





コツと革靴の音と、聞き覚えのある声が響いた





「相変わらず悪巧みがァ太宰!」





もしかしてこの声は...






中「こりゃ最高の眺めだ。百億の名画にも優るぜ」






【マフィア幹部 中原中也__

能力名 『汚れつちまつた悲しみに』】





やっぱ中也さんか!!




折「あ、中也さん!!さっきぶりです!」




太「最悪。うわっ最悪」





中「あ″っ!手前此処にいたのか!」




私を指差し“何なんだよあの異能は!”とか“探してたんだぞ!”とか言ってるけど知らなーい





中「まぁいい。手前は後回しだ。それより太宰。良い反応してくれるじゃないか。嬉しくて縊り殺したくなる」




太「わぁ黒くてちっちゃい人がなんか喋ってる」





ポキパキと手を鳴らし、いかにも険悪邪悪なムードにしてるが、太宰さんの発言を前にしては、そんなムードも手打ちである



めっちゃ仲良いやん←

63話→←61話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.1/10 (10 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
23人がお気に入り
設定タグ:文スト , トリップ ,
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:クラスペディア | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/my.php?mailchkd=1  
作成日時:2019年4月14日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。