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「いつか決まったのか」
「え…？なに？」
ぼーっと窓の外を眺めていたため、何を言ったのかさっぱりわからなかった
「ソロ」
「あーまだだよ。決まったらちゃんと言うよ」
「ん」
「…オッパは、IDOLどう？」
「しんどい」
「だよね」
「おまえは余裕だろ」
「おーオッパ褒めてくれているんだ」
「羨ましいよ、その頭」
「ジミンから聞いたよ？オッパが私のVラ喜んでたって」
「や…まあ、あれだ、あんなにしゃべれるんだな」
「頑張ったんだよ、リハしたし」
「Vラの？」
「うん、知ってるでしょう、私まじめなの」
ぽつぽつとお互い目も合わせず会話が続いていく。
こんなに話すのは久しぶりな気がする。
「ああ、知ってるよ」
でも、Vラのリハはいらなくね？と付け加えられる。
たぶん笑ってる。
あっという間に着く新しい宿舎。
「マネオッパありがとう、おやすみ」
「7時な」
「わかってるってば〜」
車を見送り、もうマンションに入っていきそうなユンギオッパに「私コンビニ行くのでおやすみなさい」と声をかける。
「俺も行く」
「いいよ、早く寝なよ」
コンビニは本当に近くて見えるところにある。人こそ歩いてはいないけどそんな危なくもない。
私の言葉を流して、コンビニに向かっていくユンギオッパの背中について行く。
「途中で言えよ」
「マネオッパに早く休んで欲しいじゃないですか」
そのあとユンギオッパは何も言わずコンビニに入っていった。
カゴを手に取り明日の朝ごはんを調達。
ヨーグルト…クロワッサン、サラダ、豆腐、キムチ、
「そんな食うのか」
「朝いっぱい食べる派です」
今日元気だから、1杯飲んじゃおう。籠に入れる前に缶を握られる。
「やめとけ」
「えー」
だからひとりで来たかったのに。
「今飲む用じゃないです」
「うそつけ」
力を入れて缶を取ろうとするちょっとした攻防をしているとすっと力が緩み躊躇いもなく籠に入れる。
「半分もらってやる」
「えー」
「買わねえぞ」
「いや自分で買うし」
いつもなら、やり取りを極力減らしたいために「ありがとう」で済ませるのについ口がすべった。
一瞬瞳を丸くしたユンギオッパに気付かないふりをしてレジにむかう。
今日は、だめだなあ、どうしたんだろう。
財布を出せば横からカードが出てきた。もう、いいや。そのまま払ってもらった。
「ありがとうございます」
買ったものでさえユンギオッパに取られる。
ジンオッパのせいかな。きっとそう。
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nunu(プロフ) - ちゃこさん» いえいえ！こちらこそ全然更新できておりませんでしたので…嬉しいです！私もお気に入りのお話しです* (5月6日 15時) (
レス) id: f67a3b5bed (このIDを非表示/違反報告)
ちゃこ(プロフ) - お返事いただいてたことに気付かず…！遅くなりました😭🙏好きなエピソードはアメリカから帰ってきていっぱい食べて寝ちゃった主人公の話でしょうか🥹どのエピソードも好きです……！！ (5月3日 0時) (レス) id: 2c270db09e (このIDを非表示/違反報告)
nunu(プロフ) - ちゃこさん» 本当ですか！嬉しい限りです…お気に入りのエピソードあったりしますか？☺ (3月31日 12時) (レス) id: f67a3b5bed (このIDを非表示/違反報告)
ちゃこ(プロフ) - 久々に1から読み直してしまいました🥹🩷 (3月27日 0時) (レス) @page50 id: 2c270db09e (このIDを非表示/違反報告)
nunu(プロフ) - ちゃこさん» ありがとうございます＊頑張ります！ (1月26日 21時) (レス) id: f67a3b5bed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：nunu | 作成日時：2023年12月4日 12時
