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「日本どうだったー？」
「そのまま直行でパーティだったんだね」
「いよいよショーケースか〜準備どう？」
……私どうかしてたな
シャワーを出そうがお構い無しに話しかけ続けるテヒョンの声を聞きながらそんなことを思う。
オンニが疲れてるでしょ。と早めに退散させてくれたのに…
テヒョンがもう自分の家のように、玄関まで迎えてくれ、
そして、引っ張られ、ふたりでソファに寝転び、
"今はそうしてくれると嬉しい"
だなんて…
恥ずかしい。
冷静になると本当に、こういうの押し寄せてくるな…
「テヒョン、もう出るから」
「はーい」
テヒョンを見ているとつくづく自分は、アイドルに向いているのかと思う。
こうすれば、人に好かれる。
こう言えば、喜ばれる。
男が好きな女
女が好きな女
そんなことが、何となくわかる。
ファンの前で、すべてが演技してるだとか、嘘ではないけど、
言葉の選び方がよくないかもしれないけど、何人に媚びたりすることが私にはできなかった。
もちろん、そんなことを押し通して生きていけるわけでもなく、
どこかで自分を偽らなければならない。
それが、たまにストレスになるのだ。
実際の私はかなり、冷めている。
リアクションが薄いどころではないし、
クールなんていうと響きがいいかもしれないけど、より的確なのは冷めている。
鏡のわたしは面白くなくともよく笑う
鏡の前のわたしに表情なんてない
だめね
プロ失格
まだまだ練習しないと
こんな表情が好きなんでしょ？わかっている。
どうすればもっとか弱くて清楚に見えるかしら？わたしには難しいかな
女の子の気持ちをまったく知らないのね あんたたちって
一つだけ言わせてほしい
必死になって 猫をかぶるのも
私は女優じゃない
演じたり後悔している暇ないの
かなり、自分の心情を現す形になった。
でも、作詞とはそういうことなのではないかとも思う。
バンタンの中では唯一の女性メンバーとして、
ここでは女の子という言葉を使ったけど"私"ということを表すことができたらなんでもよかったのだ。
ん？ドライヤー…がない
あれ、
洗面所から出ると待っていましたと言わんばかりにドライヤー片手のテヒョンが立っていた。
「髪乾かしてあげる〜」
「えーいいよー」
「疲れてるでしょ？」
「今日だけ、お願いする」
鏡の前に椅子を持ってきて座る。
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nunu(プロフ) - ちゃこさん» いえいえ！こちらこそ全然更新できておりませんでしたので…嬉しいです！私もお気に入りのお話しです* (5月6日 15時) (
レス) id: f67a3b5bed (このIDを非表示/違反報告)
ちゃこ(プロフ) - お返事いただいてたことに気付かず…！遅くなりました😭🙏好きなエピソードはアメリカから帰ってきていっぱい食べて寝ちゃった主人公の話でしょうか🥹どのエピソードも好きです……！！ (5月3日 0時) (レス) id: 2c270db09e (このIDを非表示/違反報告)
nunu(プロフ) - ちゃこさん» 本当ですか！嬉しい限りです…お気に入りのエピソードあったりしますか？☺ (3月31日 12時) (レス) id: f67a3b5bed (このIDを非表示/違反報告)
ちゃこ(プロフ) - 久々に1から読み直してしまいました🥹🩷 (3月27日 0時) (レス) @page50 id: 2c270db09e (このIDを非表示/違反報告)
nunu(プロフ) - ちゃこさん» ありがとうございます＊頑張ります！ (1月26日 21時) (レス) id: f67a3b5bed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：nunu | 作成日時：2023年12月4日 12時
