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「ヌナ今日泊まってい？」
「え？泊まるの？」
「お酒飲んじゃった」
お酒飲んだからといって、なんだ？
「…隣だよね？」
「ううん」
「いや、隣だよ」
「ぼくの部屋ベッドない」
「そうなの？いつもどうしてるの？」
「ヒョンのとこ行ったり、だから今日はヌナと寝る」
「……」
わたしのいま脳内にあるのはどうジョングクを隣の部屋に帰すか。
私の買いだめていた缶ビールやちょっと高めのボトルなど飲み出す始末。
あー恋しい。未成年のジョングク。
「ヌナ〜ヒョンたちにdumb聴かせてもいい？」
「だめ、MVできてからか、全部完成したらにするの」
「えー早くヒョンたちに聞いてほしいのに〜いつできるの？」
「ディプロとのレコーディングとMV撮影もあるし、炎華のMVもあるからな〜」
「ところで、ヌナって彼氏いるの？」
「え？」
唐突に、何年も聞かれていないけど至極シンプルな質問にびっくりした。
しかもジョングクだから。
まあ、だいぶ酔ってるみたいだけど。
「男に料理作ってあげたり、ふつうにシャワー入っちゃたりするのかなって」
「心配してくれてるの？」
「んーー…そこまで…
だってヌナが選ぶ人はきっといいひと。で、いるの？」
「いないよ、練習生になる前はいたけど」
「へえ、どんなやつ？優しかった？今でも好き？」
「ジョングク飲みすぎ、明日も早いでしょ」
…ただの酔っぱらいになってしまった。
よし、いまだ、
今こそ隣に帰そう。
「ジョングク立って」
「え、なんで、」
「ほら、…おもっ」
とろんとした目だけ見れば赤ちゃんなのに、
「ヌナぎゅーしたいの？」
「そう！だから、立って！」
「いいよ！」
私の腕を掴んで立ったジョングクの手を掴み
「こっち、こっち、」
このまま追い出してやろう。荷物はあとで返すよっ
「やっ、」
少し前を歩く私の手を引っ張って後ろから抱きしめてきたジョングク。
「ちょ、っと…？」
すっぽり、収まってしまった。
「はいぎゅー」
離して、と言おうとジョングクの顔を見る。
負けた、
くそ、かわいい。
「ねえ、おれたちカップルみたいだね」
「……」
腰に回っている、両腕。
アルコールが入ったジョングクの体は暑いくらい、右手が優しく頭に置かれる。
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nunu(プロフ) - ちゃこさん» いえいえ！こちらこそ全然更新できておりませんでしたので…嬉しいです！私もお気に入りのお話しです* (5月6日 15時) (
レス) id: f67a3b5bed (このIDを非表示/違反報告)
ちゃこ(プロフ) - お返事いただいてたことに気付かず…！遅くなりました😭🙏好きなエピソードはアメリカから帰ってきていっぱい食べて寝ちゃった主人公の話でしょうか🥹どのエピソードも好きです……！！ (5月3日 0時) (レス) id: 2c270db09e (このIDを非表示/違反報告)
nunu(プロフ) - ちゃこさん» 本当ですか！嬉しい限りです…お気に入りのエピソードあったりしますか？☺ (3月31日 12時) (レス) id: f67a3b5bed (このIDを非表示/違反報告)
ちゃこ(プロフ) - 久々に1から読み直してしまいました🥹🩷 (3月27日 0時) (レス) @page50 id: 2c270db09e (このIDを非表示/違反報告)
nunu(プロフ) - ちゃこさん» ありがとうございます＊頑張ります！ (1月26日 21時) (レス) id: f67a3b5bed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：nunu | 作成日時：2023年12月4日 12時
